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更新日:2018.12.03 / 掲載日:2018.11.12
BMW、新型ラグジュアリークーペ「8シリーズ クーペ」を発売
日本で発売された新型ラグジュアリークーペ「8シリーズ クーペ」
ビー・エム・ダブリューは、新型ラグジュアリークーペ「8シリーズ クーペ」を日本で発売した。グレードは「M850i xDrive」のみの設定。8シリーズ クーペは、2018年のル・マン24時間レースで公開されたモデル。その注目モデルが日本にも導入される。エクステリアは、低く伸びやかなシルエットを表現し、低めに配置されたキドニーグリルやクーペらしいルーフラインが特徴。ルーフトップは、往年のレーシングモデルに採用されてきた特徴的なダブルバブルルーフラインを採用する。ボディサイズは、全長4855mm、全幅1900mm、全高1340mm。ホイールベースは2820mmとなる。
12.3インチのディスプレイを備えたフルデジタルメーターパネル
インテリアは、シフトノブが透明度の高いクリスタルで作られたクラフテッド・クリスタル・フィニッシュを採用。その中に数字の「8」が浮かび上がるという。ベンチレーション付きの上質なメリノレザーシートや、ハーマン・カードン製オーディオ、アンビエントライトなどを標準装備する。12.3インチのディスプレイを備えたフルデジタルメーターパネルは、速度/回転数を表示する左右のメーターの間にナビゲーションマップの一部が表示できる。
ステップトロニック付の8速ATは改良型となり、ギヤ比の幅を拡張。油圧制御システムの最適化を図ることで走行状況に応じたシフトタイミングがより正確で俊敏になるという。4WDシステムであるxDriveを大幅に改良し、駆動力配分はリアホイールを重視して調整されている。
先代エンジンとの比較で、50kW(68PS)向上させて最高出力390kW(530PS)、最大トルク750Nmを発生
足まわりは、アダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用。これは従来のダンパーに追加して、電子制御アクティブスタビライザーを装備。ロール特性を調整し、俊敏な高速コーナリングから快適なクルージングまでを実現する。
パワートレーンは、新開発の4.4リッターV型8気筒DOHCエンジンに8速ATの組み合わせ。駆動方式は、4WDとなる。エンジンは、M Performanceツインパワーターボテクノロジーを採用。フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムによって官能的なサウンドが堪能できる。ターボチャージャー、ダイレクトインジェクションシステム、熱シールド/冷却システムなど随所に改良が施され、先代エンジンとの比較で、50kW(68PS)向上させて最高出力390kW(530PS)、最大トルク750Nmを発生。0-100km/h加速は3.7秒。
パーキング・アシスタントは、初めてリバース・アシスト機能を採用
安全装備は、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクション、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングなど、最先端の運転支援システムを標準装備。
パーキング・アシスタントは、初めてリバース・アシスト機能を採用。これにより、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能になる。この機能を使えば、細い道にまちがって迷い込んだときに、安全で正確に元のルートに復帰することが可能になる。ステアリング位置は、左ハンドルと右ハンドルが選択できる。
メーカー希望小売価格は、1714万円(税込)