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更新日:2019.06.10 / 掲載日:2019.04.04
メルセデス・ベンツ、クリーンディーゼル搭載「G350d」の予約受付開始

メルセデス・ベンツ日本は4月4日に、オフローダー「Gクラス」に最新の直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載した「G350d」を追加し、予約注文の受付を開始した。納車は2019年7月ごろを予定している。価格は1170万円。

直列6気筒クリーンディーゼルエンジンOM656を搭載
G350dに搭載されている直列6気筒クリーンディーゼルエンジンOM656は「S400d」などにも搭載され、基本設計は直列6エンジン「M256」などと共有するモジュラーコンセプトを採用している。最高出力は286PS(210kW)、最大トルクは600Nm/1200~320rpmを発揮し、0-100km/h加速は7.4秒を計測。可変エンジンマウントを採用したことで、低振動かつ高い静粛性を実現し、快適なロングドライブを可能にしている。

幅広い回転域でトルクフルな加速をみせる
シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、エンジンの全長をコンパクトに設計。シリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製とする一方、ピストンの素材を熱膨張率の異なるスチールを採用することで、摩擦を40%以上も軽減している。さらにシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングして摩擦を軽減する、ナノスライド加工も施されている。
2ステージターボチャージャーに加えて、可変タービンジオメトリーを採用し、低回転域から高回転域まで滑からでトルクのある加速を実現している。
組み合わされるトランスミッションは、アルミニウム製のトルクコンバーターとマグネシウム製のギアハウジングを持つ9Gトロニックを採用。従来の7Gトロニックと比べて、前進ギアが2段増えたにもかかわらず、1kg軽量化を実現。さらに多段化によってエンジンの回転数を抑えた走行が可能となり、燃費性能も向上している。
欧州の環境規制にも適合
環境性能については、ピエゾインジェクターを使用したコモンレールダイレクトインジェクションシステムを最大圧力2500barまで高め、さらに冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載したことで燃焼が最適化され、後処理前の段階でNOxを低減させている。さらに可変バルブリフトシステム「カムトロニック」やアドブルーの使用によって排ガスを浄化させ、欧州で導入されているRDE(実路走行試験)規制にも適合している。
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