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更新日:2018.10.19 / 掲載日:2018.07.23
ホンダ、プラグインハイブリッドセダン「クラリティ PHEV」を発売
プラグインハイブリッドセダン「クラリティ PHEV」
ホンダは、プラグインハイブリッドセダン「クラリティ PHEV」を、7月20日より発売した。クラリティ PHEVは、水素を燃料とするFCV(燃料電池車)「クラリティ フューエル セル」と共通のプラットフォームを採用したプラグインハイブリッドモデル。1.5リッター直列4気筒DOHCアトキンソンサイクルエンジンと、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースにした「SPORT HYBRID i-MMD Plug-in」を、同社で初めて組み合わせている。
インテリジェントパワーユニットが床下に搭載され、最高出力135kW(184PS)、最大トルク315N・mを発生。17.0kWhの大容量・高出力バッテリーを搭載し、EV走行可能距離114.6km(JC08モード。WLTCモードは101.0km)、EV最高速160km/hを実現する。ハイブリッド燃料消費率はJC08モード燃費が28.0km/l、WLTCモード燃費が24.2km/l。
充電は、約6時間で100%の充電ができる普通充電(AC200V)のほか、30分で80%まで充電可能な急速充電「CHAdeMO」方式に対応。急速充電中でも車内でエアコンやオーディオなどが使える「コンフォートチャージ」機能や、一般家庭電力の約6日分の給電が可能な外部給電機能(最大供給電力3kW)も装備する。
ドライブモードは、「EVドライブ」、「ハイブリッドドライブ」、「エンジンドライブ」の3種類を用意。これらを切り替えて効率のよいモードで走行できるだけでなく、どのドライブモードでも組み合わせ可能な走行モードも用意。燃費重視からレスポンス重視まで、「ECON」、「ノーマル」、「スポーツ」の3種類のモードのほか、バッテリーの充電を優先する「HV」も搭載する。
ドライブモードは、「EVドライブ」、「ハイブリッドドライブ」、「エンジンドライブ」の3種類を用意
インテリアは、「Advanced Modern Lounge」がコンセプト。先進テクノロジーと心満たされる空間の調和を実現する。上質なミドルパッドや、ぬくもり感のあるウッド調パネルを採用し、“乗る人の感性に響く、心地よさに満ちあふれる”デザインになった。8インチ高解像度ワイドディスプレイは、標準装備となり、ホンダインターナビ+リンクアップフリーを搭載。Apple CarPlayや、Android Autoとの接続が可能だ。現在地周辺の充電スタンド情報や空き状況検索などの充電情報も提供する。
スマートフォンの専用アプリにより、高圧バッテリーの充電量、車内温度、航続可能距離の確認や、エアコンのON/OFFなどの遠隔操作が可能。インターネット通信にプラスして、ホンダ初のBluetooth通信も採用する。
先進テクノロジーと心満たされる空間の調和を実現する
先進安全運転支援システム「Honda SENSING」は、「衝突軽減ブレーキ」(CMBS)、「誤発進抑制機能」、「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)、「車線維持支援システム」(LKAS)、「歩行者事故低減ステアリング」、「路外逸脱抑制機能」、「標識認識機能」、「先行車発進お知らせ機能」を標準装備。安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS」(通称:サポカーS)の「ベーシック+」に適合する。
キャビンは、床下に薄型バッテリー、荷室下に燃料タンクを配置することで、5人がゆったり座れる居住空間を採用。トランクルームはホンダのハイブリッドセダンでトップの容量を確保する。インテリアカラーは、清潔感のあるホワイトアイボリーやシックなブラックを設定する。
17.0kWhの大容量・高出力バッテリーを搭載する
エクステリアは、基本的なデザインをFCVと共有しながら、フロントグリルやリアガーニッシュ、ホイールデザインをPHEV専用に変更している。堂々とした車格と高い空力性能をイメージした「BOLD&AERO」をコンセプトにし、ロー&ワイドかつ先進的なストリームラインデザインに仕上げている。タイヤやホイールハウスから発生する気流の乱れを抑えるエアカーテンやタイヤカバーを採用。空力性能を向上させている。
ボディカラーは、イメージカラーとなる「コバルトブルー・パール」のほか、「プラチナホワイト・パール」、「プレミアムディープロッソ・パール」、「スーパープラチナ・メタリック」、「モダンスティール・メタリック」、「クリスタルブラック・パール」の全6色をラインナップする。
メーカー希望小売価格は、588万600円(税込)