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更新日:2018.10.22 / 掲載日:2017.07.31

ホンダ、新型「シビック」を9月29日に発売

シビック

新型にリニューアルされた「シビック TYPE R」のエクステリア

ホンダは、Cセグメントの新型セダン&ハッチバック「シビック」を9月29日に発売する。新型シビックは、1972年に初代モデルが登場して以来、今回で10代目となる。ホンダの基幹車種として170以上の国と地域で発売され、これまでに累計約2400万台を販売しているが、日本市場では2010年に正規ラインアップモデルとしての販売を停止。それ以降はスポーティモデルの「TYPE R」を限定車として定期的に販売してきた。

新世代プラットフォームに合わせて刷新され、フロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式を採用。TYPE Rでは320PSというエンジン出力をFFレイアウトで受け止めるため、ナックルとストラットを分離した「デュアルアクシス・ストラット・サスペンション」を先代に引き続き使い、転舵軸とホイールセンターまでの距離を示すセンターオフセットを先代から7%縮小。トルクステアの発生を低減させており、さらにアルミ製ナックルアームで軽量化を図ってダイレクトな操縦性、高いロードホールディング性を実現している。

シビック

新型シビックは、1972年に初代モデルが登場して以来、今回で10代目となる

新型「TYPE R」は、「理想のFFスポーツ」、「究極のFFスポーツ」がキーワード。レーシングエアロを追求した“タイムを叩き出すためのデザイン”としてスタイリングと各種空力デバイスを一体として開発された。フロントバンパー両サイドに縦型配置された「エアカーテン」は、スリットからフロントフェンダー内に空気を導き、乱れやすいフロントタイヤ前方の気流を勢いよく後方に流してドラッグを低減する。

また、エアカーテンの下にある「フロントフリックアップ」、リアタイヤ前方にある「リアフリックアップ」が気流を上方に跳ね上げることでダウンフォースを発生。リアフリックアップはリアタイヤ前方の整流効果も発揮してドラッグ低減に寄与する。

icon CIVIC SEDAN

シビック

新型モデルとして登場する「シビック セダン」

シビック

トランスミッションは、7速モード付きでパドルシフトを標準装備するCVTと6速MTを設定

エクステリアデザインは、ロー&ワイドをテーマに、基調となるシルエットをセダンとハッチバックで共有。とくにフロントマスクはバンパー形状の個性化と、アッパーグリルのカラーリングを分けるだけに止め、共通するイメージで世界観を統一している。サイドからリアビューでは、ドアノブがセダンはメッキ仕上げ、ハッチバックとTYPE Rがボディ同色となり、セダンはリアオーバーハングをハッチバックより130mm延長して伸びやかなシルエットを与えている。また、ボディ形状が異なることに合わせ、リアのエアロパーツとしてセダンではトランクスポイラー、ハッチバックではルーフエンドスポイラーとテールゲートスポイラーを装着している。

icon CIVIC HATCHBACK

シビック

「シビック ハッチバック」もラインナップとして登場

新世代プラットフォームの要に位置付けられているボディ骨格は、開発初期からTYPE Rで満たすべき要件まで念頭に設計が行なわれた。従来はアッパーボディ、アンダーボディを別に組み立ててあとから結合していたが、新型シビックシリーズでは、全体の骨格部材を組み立ててから外板パネルを溶接していく「インナーフレーム骨格構造」を導入する。

エンジンは、1.5リッターと2.0リッターの2種類の直列4気筒DOHC 直噴「VTECターボ」を採用。ターボチャージャーはセダンとハッチバックで応答性に優れる小径タービン、TYPE Rでは低慣性で高出力化を実現するモノスクロール・ターボチャージャーを搭載。これに過給圧制御の自由度を高める「電動ウェイストゲート」を組み合わせ、高い過給レスポンスと排気ポンピングロスの低減による燃費向上を両立させる。

吸排気システムには連続可変バルブタイミング・コントロール機構の「吸排気VTC」を使い、吸気と排気のオーバーラップ量を広範囲に、かつ緻密に制御できるようにしている。このほか、シビックシリーズのエンジン共通で、放熱性を高めてノッキングの発生を抑制する「ナトリウム封入エキゾーストバルブ」を採用している。

トランスミッションは、7速モード付きでパドルシフトを標準装備するCVTと6速MTを設定。CVTではホンダ独自の変速制御「G-Design Shift」を採用。ハッチバックの6速MTは、スムーズで気持ちのよい変速操作をを手に入れるため、シンクロナイザー機構の形状を最適化。ギヤイン時の荷重を低減し、シフトレバーが吸い込まれていくようなフィーリングを表現しているという。

メーカー希望小売価格は265万320円~450万360円(税込)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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