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更新日:2018.10.27 / 掲載日:2015.10.30
ホンダ、新型「シビック TYPE R」を12月7日に発売
新開発の2.0リッター直4 直噴ガソリンVTECターボを搭載する新型「シビック TYPE R」
ホンダは、高性能スポーツの新型「シビック TYPE R」を12月7日に発売する。新開発の2.0リッター直4 直噴ガソリンVTECターボを搭載する。750台の限定モデルとなる。
シビック TYPE Rは、1997年に初代が登場し、今回で5世代目となる。走る・曲がる・止まるというクルマの基本性能を徹底的にブラッシュアップし、サーキットから一般道まで対応するスポーティモデルとして開発された。トランスミッションは、6速MTを採用。グレードは1グレードのみとなる。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分50秒63というラップタイムを記録し、限定台数もそれに合わせて750という数字にしたという。
エンジンは、最高出力228kW(310ps)、最大トルク400Nmを発生
エンジンは、最高出力228kW(310ps)、最大トルク400Nmを発生。 7000rpmまで回る高回転型のターボエンジンで、クーリングチャンネルを備えた軽量アルミ製ピストン、熱間鍛造のほか、棹部を冷間鍛造して高強度化したコンロッドを採用するなど、エンジン内部の回転や往復運動部品の慣性重量低減を追求。1.6リッターターボエンジン並みの重量に軽量化することに成功した。
310psという大パワーを確実に路面に伝えるため、フロントサスペンションでは従来のストラット式で一体だったナックルとストラットを分離。ナックルは転舵をストラットは路面からの入力を受け持つ「デュアルアクシス・ストラット」を採用した。
インテリアは、ブラックを基調にした
インテリアは、ブラックを基調にTYPE Rを象徴するレッドを効果的に配するとともに、走行性能の視認性や運転操作性などを考慮してシート、ステアリング、メーターユニットを専用設計。加えてカーボン調×アルマイト調加飾ダッシュボードパネル、チタン調のシフトノブ、ステンレス製のスポーツペダル、TYPE Rシリアルナンバープレートといったスポーツマインドを高める装備も与えられている。
ブレーキシステムは、フロントにブレンボ製モノブロック4ピストンアルミキャリパーを採用
ブレーキシステムは、フロントにブレンボ製モノブロック4ピストンアルミキャリパーと、ブレンボ製のφ350×32mm厚のドリルド&ピラーフィンディスクを組み合わせた。リアにはφ296mm×11mm厚の大容量ディスクを採用。タイヤとホイールに関しては独コンチネンタルが開発した新スポーツタイヤに、専用開発された軽量19インチアルミホイールの組み合わせとなる。この19インチホイールは、従来の鍛造を上まわる材料強度が確保できたことから鋳造製法を選択し、従来製法の鋳造ホイールに対して約10%の軽量化を実現した。
、サーキットから一般道まで対応するスポーティモデル
そのほか、3眼メーター横に「+Rモード」のスイッチを配置。スイッチを押すとエンジン、車両挙動安定化制御システム、アダプティブ・ダンパー・システム、電動パワーステアリングの各種特性が、スポーツ走行向けに変更される。また、スイッチを押すことでメーターまわりのライトが赤く発光する仕組みになる。マルチインフォメーションディスプレイは、燃費や時計表示に加え、ターボ過給圧、水温、油圧、油温、旋回時などのG変化のほか、ブレーキ踏力、アクセル開度という車両情報や、ラップタイム、0-400m、0-100km/hの計測結果を表示することができる。
シビック TYPE Rの購入は、特設サイトで2015年10月29日0時~11月23日23時59分の期間限定で商談の申し込みを受け付け、台数を上まわる申し込みがあった場合は抽選になる。
メーカー希望小売価格は428万円(税込)