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更新日:2018.11.06 / 掲載日:2015.12.25
スズキ、「アルト」のスポーティモデル「アルト ワークス」を発売

「アルト」のスポーティモデル「アルト ワークス」
スズキは12月24日、軽自動車「アルト」のスポーティモデル「アルト ワークス」を発売した。アルト ワークスは、アルトの派生モデルとして1987年にデビュー。軽自動車として初めて64PSを発生するDOHCターボエンジンを搭載し、ビスカスカップリング式のフルタイム4WDをラインアップ。スポーツ走行から競技車両のベースモデルまで幅広く活用されたモデルだ。今回の新型アルト ワークスは、ボディカラーに、「ピュアレッド」、「ブルーイッシュブラックパール3」、「パールホワイト」を設定。新色として「スチールシルバーメタリック」を追加して全4色をラインアップ。
フロントフェースは、ヘッドライトガーニッシュに使うメッキ加飾の色調をダーク調にしたほか、アッパーグリルを運転席側に新設した。外気の導入によってエンジンルーム内の冷却性を高めている。15インチアルミホイールは、エンケイ製を採用。ソリッドなデザインのブラック塗装とした。ボディ側面に設定されたブラックのボディサイドデカールには、グレーとイエローのアクセントラインと「WORKS」のロゴが入る。

トランスミッションは、専用開発した5速MTとパドルシフトを設定する5速AGSの2種類を用意
インテリアは、アルト ターボRSの基本デザインをベースとしつつ、シート表皮のステッチやエアコンルーバーリングなどをレッドからシルバー系に変更。シックな室内を演出している。また、フロントシートに専用品となるレカロ製シートを採用。座面前方のクッション硬度を適正化して、ペダル類の操作性も高めている。

エンジンは、基本的にアルト ターボRSと同じ改良型の「R06A」型を採用
ボディサイズは、全長3395、全幅1475mm、全高1500mm。ホイールベースは2460mm。車両重量は2WDの5速MT車が670kgとなる。エンジンは、基本的にアルト ターボRSと同じ改良型の「R06A」型を採用する。冷却水の制御温度を88℃から82℃に引き下げ、燃焼室の温度を下げて充填効率の向上とノック回避を図った。最高出力は47kW(64ps)、最大トルク100Nmを発生する。トランスミッションは、専用開発した5速MTとパドルシフトを設定する5速AGSの2種類を用意。5速MTでは1速~4速のギヤ比をクロスレシオ化してエンジンのトルクバンドをしっかりとキープできるように設計された。また、クラッチでも荷重特性の最適化でクラッチを操作する楽しさも演出している。5速AGSもアルト ターボRSの採用品をベースに専用チューニングを実施した。

ショックアブソーバーは、専用の減衰力を設定した
足まわりは、専用チューニングを実施。アルミホイールは、リム幅を4 1/2Jから5Jに拡大した。前後のショックアブソーバーは、専用の減衰力設定し、ロールスピードの低減、ダンピング性の向上などを図った。サスペンション形式は、アルト ターボRSから変更なく、フロントがマクファーソンストラット、リアは2WD車がトーションビーム、4WD車がI.T.Lとなる。4WDモデルは、ビスカスカップリング式フルタイム4WDを採用。通常は前輪寄りの駆動力配分にセッティングしてあるが、路面のグリップ状態などに応じて前後の駆動力配分を自動制御する。
メーカー希望小売価格は150万9840円(税込)~161万7840円(税込)