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更新日:2025.10.29 / 掲載日:2025.10.29

広さに驚き! 次期CX-5はSUVの王道を進む【マツダ】

文と写真⚫︎ユニット・コンパス

 マツダの顔として進化を続けてきたCX-5が3代目にフルモデルチェンジ、2026年にいよいよ発売されます。ここでは、「ジャパンモビリティショー2025」で実車がお披露目された新型CX-5(欧州仕様)について解説します。

拡大した後席空間と緻密なパッケージング

マツダ 新型CX-5(欧州仕様)

 新型はとにかく後席とラゲッジルームが広い! 写真の印象から、正常進化のキープコンセプトなのかと想像していましたが、現行型と比べてみるとかなり違います。現行モデルはスマートでハンサムな印象でしたが、新型は顔つきがたくましくて、堂々とした雰囲気。

 さらに実車をみて気がついたのが、ルーフラインの変化。現行モデルがリヤに向けてなだらかにラインが下がり軽快な印象を与えるのに対して、新型は下がり方がなだらかになり、後端が大きく後退したことでボディ全体に厚みが生まれています。いかにも居住性がよさそうな印象です。そしてその印象は間違いではありませんでした。

 新型(欧州仕様)のボディサイズは、全長4690mm(+115mm)×全幅1860mm(+15mm)×全高1695mm(+30mm)と、現行型からひとまわり大型化しています。ホイールベースは2815mmで+115mmなのですが、これは全長の伸び代と同じ数値。つまり、全長の拡大分はすべて室内空間に使われています。

 新型のコンセプトは「デイリーコンフォート」。前席だけでなく後席の居住性を大きく改善しすることで、乗る人すべてが笑顔になるクルマを目指しています。デザインもそれを伝えるような造形となったわけです。

新型CX-5では、ボンネット先端位置を上げ、開口部を広げることでたくましい印象となった

 その結果、後席は写真でわかるとおり圧倒的に広くなりました。頭上と膝前の空間が増えたことに加えて、前席のヘッドレスト形状を工夫したこともあって見晴らしも良好。居心地はまさに別モノです。リアドアの開口部を大きく広げたこともあって、乗り降りもしやすくなりました。

後席足元は機内持ち込みサイズのキャリーバッグを搭載可能

 一方でデザイナーとしては、CX-5らしいスタイリッシュな雰囲気を実現するためにかなり苦労したそうです。それを解決したテクニックのひとつがフロントドアに入るプレスライン。シュッと斜めに切れ上がるこのラインの視覚効果はかなりのもの。実際、指で隠してみると印象が変わるはずです。リヤセクションのデザインも初代からのイメージを上手に引き継ぎながら、CX-80との近似性を持たせて車格感を引き上げています。

クラストップを目指したラゲッジルーム

大型スーツケース4個が搭載できる荷室。ベビーカーも縦方向に積載できるなど使い勝手が向上

 さらにラゲッジルームの進化は、これまでのCX-5オーナーにとっては羨ましいはず。奥行きが45mm拡大したことで床面積はクラストップレベル、容量は583L(+61L)になりました。後席を倒せば段差のないフラットな空間が出現しますし、荷物の出し入れに関係する開口部の下端は先代に比べて18mm低くなるなど、使い勝手のよさを大事にしていることがわかります。

 開発陣によれば、マツダがこだわる走りの質感をキープしながら大開口のラゲッジを作るにはかなりの苦労があったとのこと。そのあたりは実際にハンドルを握って試してみたいところですね!

Google搭載。大画面+音声コントロールの新インターフェイスを採用

15.6インチのメディアディスプレイ。大画面を活かし2分割で情報やアプリを表示する。ヘッドアップディスプレイは10°×3°、メーターは10.25インチで3つのスタイルを用意

 インテリアも大きく変わりました。新型は、ドライバーだけでなくすべての席に座る乗員が快適に過ごせるものへと考え方が大きく変更されています。その象徴とも言えるのが、大型のセンターディスプレイ(15.6インチ、12.9インチ)とそこに搭載されたGoogle搭載のインターフェイスシステムです。

 新型では、ドライバーが操作するスイッチ類をステアリングに集約、ダッシュボードの物理スイッチを大胆に減らしています。開発のねらいは、操作のためのわき見や作業負荷を軽減するというもの。ナビやエアコンの調整は手を使わずに音声操作をメインとした方が安全性が高いという設計思想です。窓のくもり取り用のボタンは緊急性が高いという考え方から、これらは独立してハザードスイッチの下に搭載されています。

 タッチ操作によるエアコンの調整は賛否両論がありますが、マツダとしては画面の設計を工夫することで操作性に配慮したこと、音声認識のレスポンスを高めたことでクリアしているとのこと。

 実際に操作してみましたが、音声認識もボタンを押すとほぼ同時に音声を認識し始めるので、想像より使いやすいと思いました。タッチ操作へのレスポンスもサクサクなので、インテリア全体の進化を考えれば使いやすさはレベルアップしていると言っていいでしょう。従来センターコンソールにあったコマンダーダイヤルがなくなったことで、ドリンクホルダーがシフトの奥側へ移動したのも地味に便利。背の高い飲み物を入れてもじゃまになりません。ちなみに従来ドリンクホルダーがあった位置は、充電機能付きのスマホ置き場となりました。

気になる価格は400万円以下をキープ!?

リヤエンブレムはブランド名を文字にて掲げ上質感を表現

 CX-5は、初代からマツダの新しい技術や思想を最初に具現化してきたモデルです。今回のフルモデルチェンジにおいてもその歴史は引き継がれ、新しい挑戦が盛り込まれています。

 今回の取材では語られなかった走行性能についても、新しいチャレンジが行われているとのこと。少しだけヒントを教えてもらったのですが、「軽やかで心地の良い走り」を強く意識して開発しているそうです。静粛性と快適性も大きく向上していいて、欧州での高速走行テストでは、後席からの音声コマンド操作も問題なく使えたというから期待できます。

 そしてなにより気になる価格ですが、同クラスのストロングハイブリッド車が400万円を超える価格帯で展開される中、「それは(400万円オーバーは)ないでしょう」と、コメントがありました。コストパフォーマンスはCX-5の大きな魅力だけに、期待したいところです。

 新型CX-5では、これまでマツダとCX-5が得意としてきたデザイン性と人馬一体の走りに、「デイリーコンフォート」をコンセプトとしたパッケージングと快適性を盛り込んだとのこと。「SUVとしての王道を極めた」という新型CX-5、発売は2026年の前半が予想されています。今後も新しい情報が入り次第お届けいていきますのでお楽しみに!

マツダ 新型CX-5(欧州仕様)
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