車のニュース
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2015.07.23
【ボルボ】新世代クリーンディーゼルエンジン搭載モデルを発売

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ボルボが新世代のクリーンディーゼルエンジン「D4」主力5モデルに搭載し、7月23日から販売を開始。D4は、ボルボの新世代パワートレイン「Drive-E(ドライブ・イー)」の一環として開発されたもので、「V40」、「V40クロスカントリー」、「S60」、「V60」、「XC60」に搭載される。組み合わされるトランスミッションは全車8速ATで、駆動方式はFFのみ。価格帯は349万円(V40 D4)~675万円(XC60 D4 R-DESIGN)。
D4は、さまざまな先進技術を採用した新開発の2.0L 直4 DOHC直噴ターボディーゼルエンジンで、最高出力190ps/4250rpm、最大トルク40.8kg-m/1750~2500rpmを発生させる。JC08モード燃費は、V40が20.0km/L、V40 クロスカントリーが21.2km/L、S60が20.9km/L、V60が20.2km/L、XC60が18.6km/L。
コモンレール・ダイレクト・インジェクションシステム「i-ART」を乗用車として世界ではじめて採用。通常のコモンレールシステムがエンジン1基に対してひとつの圧力センサーを装備しているのに対し、i-ARTでは4つのインジェクターそれぞれに圧力センサーを備えており、10万分の1秒の緻密な燃料噴射制御を行うことが可能となった。燃料の噴射圧力も、2500気圧の高圧で短時間に多くの燃料を噴射できるだけでなく、1度の燃焼に対して2回から最大9回に分割して燃料を噴射。レスポンスとパワーを高めながら、NOxの発生を抑制する。
エンジン内部の摩擦の低減、可変制御オイルポンプや高性能な2ステージターボチャージャー、オイルメーカーと共同で開発した専用低摩擦エンジンオイルなどを採用することで、燃費の改善を図っている。
新開発の2.0L 直4 DOHC直噴ターボディーゼルエンジンは、V40、V40 クロスカントリー、S60、V60、XC60に搭載される。
乗用車としては世界初となる、デンソーが開発したコモンレール・ダイレクト・インジェクションシステム「i-ART」を採用。
10年前にヨーロッパでディーゼルモデルがシェアを急拡大していたときと今の日本の状況を重ね合わせ、今後の一層のディーゼルモデルの発展を確信すると語る木村隆之社長。