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更新日:2018.11.14 / 掲載日:2015.03.27
【ジャガー】新型XFの走行動画を公開2015

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ジャガーのミディアム・スポーツサルーン「XF」のニューモデルの走行動画がWebサイトで公開された。XFのワールドプレミア公開は、4月1日(水)から12日(日)に開催される「ニューヨークモーターショー」で行われる予定。
動画はロンドンのカナリー・ワーフの埠頭で撮影されたもので、新型XFはテムズ川を越えるように張られたワイヤーを綱渡りをするように走行している。ドライバーは、『007』や『ボーン・プレマシー』、『インディ・ジョーンズ』などさまざまなハリウッドのアクション映画シリーズでカースタントを担当してきたイギリス人のベテランスタントマン、ジム・ダウデル氏。
新型XFは、ボディ構造の約75%にアルミニウムを使用することで先代比マイナス190kg以上、クラストップの軽量化を実現した。環境性能も高く、最高出力163psの2.0L ディーゼル・エンジンに6速MTを組み合わせた場合のCO2排出量は104g/km。ハイブリッド・モデルを除き、セグメント中でもっとも軽量で高効率なモデルとなる。
エンジンのバリエーションは7種類。最高出力163ps、最大トルク38.7kg-mと最高出力180ps、最大トルク43.8kg-m の2種類の仕様がある2.0Lのディーゼル・エンジン搭載モデルには、6速MTまたは8速ATが組み合わせられる。
その他のモデルのトランスミッションは8速ATのみ。最高出力240ps、最大トルク34.7kg-mの2.0L 直4 直噴ターボ、最高出力340ps、最大トルク45.9kg-mの3.0L V6、最高出力380ps、最大トルク45.9kg-mの3.0L V6の3種類のガソリン・エンジンと、最高出力300ps、最大トルク71.4kg-mの3.0L V6 ディーゼル・ターボも用意される。
足回りには、路面状況や走行状況を瞬時に判断してダンパーの減衰力を最適化する「アドバンスト・パッシブダンパー」を標準で装備し、設定を好みに合わせて設定できる「アダプティブ・ダイナミクス・システム」もオプションで用意。ダンパー、ステアリング、エンジン、8速ATの特性をそれぞれドライバーの好みに合わせて調整可能な「コンフィギュラブル・ダイナミクス」も選択可能となっている。
駆動方式はFRが基本で、スリップしやすい路面を低速で走行しているときにブレーキとアクセルを自動で調節し、最適なトラクションを与える「ASPC(All Surface Progress Control:オール・サーフェス・プログレス・コントロール)」を搭載している。また、一部の市場では4WDも販売する。4WDモデルには「Fタイプ」にはじめて搭載された「IDD(Intelligent Driveline Dynamics:インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス)」が搭載することで、FRのスポーティなハンドリングと4WDの走破性を両立させた。
インフォテイメントとコネクテビティには、新開発の「InControl Touch Pro(インコントロール・タッチ・プロ)」システムを採用した。センターコンソールに配置された10.2インチのタッチスクリーンには運転席と助手席で別々の内容を映し出すことも可能な「デュアルビュー技術」を備えており、ドライバーがナビゲーションで必要な情報を表示させながら助手席ではテレビやDVDを楽しむこともできる。
インストルメントパネルは、フラッグシップサルーンの「XJ」やラグジュアリーSUVの「レンジローバー」に採用されている大型の液晶画面を備え、表示する内容をカスタマイズすることもできる。また、新型XFには、先進のドライバー支援システムと、ジャガーのモデルとしてはじめてフルLEDヘッドライトを採用している。
なお、日本市場への導入時期やラインナップ、価格などは現時点では未定。
サイドからリアにかけての力感豊かなプレスラインが、ボディ全体の印象を引き締め、見る者に走りのパフォーマンスの高さを連想させる。
ブラックでシックにまとめあげられたセンターコンソールには、視認性と操作性に優れた12.3インチのTFT液晶モニターが納められる。
動画では、テムズ川を越えるように張られた直径34mmのワイヤー2本の上を240mにわたって綱渡りをして走行するシーンが公開されている。