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更新日:2018.11.01 / 掲載日:2015.03.15
【BMW】初の量産プラグイン・ハイブリッド・カー「X5 xDrive40e」発表

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
BMWからPHV(Plugin Hybrid Vehicle:プラグイン・ハイブリッド・ビークル)「X5 xDrive40e」が発表された。ベースとなるのは、1999年に登場したBMW初のクロスオーバーSUV「X5」の3代目。サブブランドの「BMW i」からは、電気自動車「i3」、PHV「i8」が発売されているが、BMW本体としてははじめての量産PHVとなる。駆動方式はフルタイム4WD。
X5 xDrive40eは、BMW iのモデルに採用されたテクノロジーとノウハウを受け継いでいる。最高出力248ps、最大トルク35.7kg-mを発揮する2.0L 4気筒ターボエンジンと、最高出力115ps、最大トルク25.4kg-mを発生させる電気モーター内蔵の8速ATを組み合わせることで、システム合計で最大出力313ps、最大トルク45.9kg-mを実現した。
ラゲッジルームの下部にバッテリーを搭載しながら、3分割可倒式のリアシートを備えることで荷室容量は500~1720Lを確保している。
「ナビゲーション・システム・プロフェッショナル」、「パーキング・ヒーター/エア・コンディショナー」のほか、リヤ・アスクル・エア・サスペンションとダイナミック・ダンパー・コントロールを含む「アダプティブ・サスペンション・パッケージ」を標準で装備する。
発売日および価格は未発表だが、今秋にはヨーロッパで販売が開始される予定。
インテリアはガソリンエンジンモデルとほとんど変わらない。視認性のよいセンターディスプレイに便利な情報が表示される。
高性能リチウム・イオン・バッテリーの容量は9kWhで、家庭用コンセントや公共の充電ステーションなどに接続可能。
電気モーターのみによる走行時は、最高速度が120km/hに制限されるものの、最大31kmの航続が可能となっている。