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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2015.03.05
ポルシェ、同社初のマグネシウム製ルーフなどで軽量化された「911 GT3 RS」の受注開始
「911 GT3 RS」
ポルシェ ジャパンは、ジュネーブモーターショーでワールドプレミアした高性能スポーツカー「911 GT3 RS」の受注を3月23日に開始する。
「911 GT3 RS」は、「911」シリーズの自然吸気エンジン搭載の最高峰グレード「911 GT3」をベースにモータースポーツからフィードバックされた技術を採用し「現在考えうる最高のモータースポーツテクノロジーが導入された普段の街乗りにも使用できる公道仕様の911」を目指し開発された。
エクステリアでは、同社初となるのマグネシウム製ルーフを装着。また、カーボンファイバー製エンジンフードやフロントリッドなどを採用し、「911 GT3」から約10kgほど軽量化している。加えて軽量ルーフによって重心が下がり、横方向のダイナミクスが改善されたという。さらにフロントリップスポイラーや大型リアウイングといった専用エアロパーツを装着しエアロダイナミクスもパワーアップさせている。
0-100km/h加速は3.3秒と高い加速性能を誇る
カーボンファイザー製フルバケットシートをベースにしたものを採用
インテリアは「911 GT3」をベースとしつつ、シートは918スパイダーのカーボンファイバー製フルバケットシートをベースにしたものを採用。また、フロントシート後方に装着されるボルト固定式のリアロールケージ、バッテリーマスタースイッチ用部品などを標準装備するとともに、6点式運転席シートベルトや消火器なども別途用意される。ステアリング位置は左のみとなる。
同社初のマグネシウム製ルーフを装備する
パワートレーンは、500PS/460Nmを発生させる水平対向6気筒4.0リッターエンジンを搭載。ベースモデルより25PS/20Nmほどパワーアップしている。トランスミッションは専用開発の7速デュアル・クラッチ・トランスミッション「PDK」が組み合わせる。加速性能は0-100km/hが3.3秒、0-200km/hは10.9秒と高い運動性能をを実現。また、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは「911 GT3」では「7分30秒を切る」とアナウンスされていたが、「911 GT3 RS」では7分20秒をマークしたことが明らかにされている。そのほか、従来のマニュアルトランスミッションのクラッチに相当する「パドルニュートラル」クラッチ解除機能や、ピットスピードスイッチによる速度制限機能なども搭載されている。
メーカー希望小売価格は2530万円(税込)