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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2015.01.23
【ボルボ】衝突回避システムを開発【エリクソンおよびPCCと共同で】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ボルボが、スウェーデンのスポーツギアメーカー「POC」および通信会社「エリクソン」と共同で新たな安全技術を開発した。車両と自転車用ヘルメットのあいだで相互通信を行い、互いの距離が接近した場合にドライバーとサイクリストの双方に警告することで、衝突回避を促す。車両と自転車の相互通信を利用した安全技術の開発は、自動車メーカーとして初の試み。
このシステムでは、サイクリストが専用のヘルメットとスマートフォンアプリを使用することで、ボルボのクラウドを通じて自転車とクルマの相互の位置を共有することができる。自転車が曲がり角やほかの車両の陰などドライバーから視認できない場所にいるなど事故の危険性がある場合、ドライバーに対してはヘッドアップディスプレイの表示で、サイクリストに対してはヘルメットに取り付けた警告灯と振動で警告する。
近年の自転車人口の増加により、自転車事故も急増。アメリカでは年間5万人近くが自転車事故で死傷しており、ヨーロッパでは自転車死亡事故の半数がクルマとの衝突で占められている。ボルボのラグジュアリーSUVである新型「XC90」には、自転車との衝突の危険を検知してドライバーに警告し必要な場合には自動でブレーキをかけて衝突を回避する安全技術を標準で搭載されており、ヘルメットを活用した今回の画期的な技術のベースになっている。
ボルボ副社長兼グループCIOのクラス・ベンドリク氏は、今回の技術開発について次のように述べた。「“衝突しないクルマをつくる”という目標を掲げて研究開発を行っている弊社にとって、POCやエリクソンと連携を試みることは重要。クルマと自転車のあいだに生まれる死角をなくして衝突を回避する技術の実用化に向け、クラウドベースの安全システムにまつわるあらゆる検証を続けていく」。