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更新日:2018.11.07 / 掲載日:2014.10.09
【レクサス】スポーツクーペ「RC」を発売【価格・装備】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
レクサスから新型スポーツクーペ「RC」が発売された。セダンをベースに2ドア化したモデルではなく、ゼロから開発された「クーペ専用モデル」である。2013年東京モーターショーでの発表から1年、満を持して市場に送り出されるのは、ガソリンエンジンを搭載した「RC350」とハイブリッドの「RC300h」の2モデルで、駆動方式はいずれもFR。価格帯は565万(RC300h)~678万円(RC350“F SPORT”)。
RCは、レクサスが掲げる「エモーショナルな走り」のイメージを体現している。外観はクーペらしい流麗さと「アヴァンギャルド・クーペ」をテーマにしたダイナミックなプロポーションを持ち、L字型に配したフロントとリアとLEDランプがレクサスのアイデンティティを表現する。フロントターンシグナルランプもLEDを採用した。ボディカラーは、新開発の「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」を含む10色展開。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1840mm×全高1395mmのワイド&ローなスタイル。ホイールベースは2730mmとなる。
インテリアは、上質なエレガンスを感じさせる仕上がり。ドアトリムやコンソールリッドに同形状のデザインエレメントを連続的に重ね合わせ、そのなかに金属や革調素材を織り込んだ。また、ドアトリムのオーナメントパネル裏側から上に向かって発光する「アンビエントイルミネーション」をレクサスのモデルではじめて採用し、走りと連動して光量を調整するグラデーションの間接照明でコンパートメントを演出。なお乗車定員は4名で、リアシートは6:4の分割可倒式となっている。
パワートレインは、RC350が318ps/6400rpmの最高出力と38.7kg-m/4800rpmの最大出力を発生させる3.5LV6DOHCエンジンと8速ATの組み合わせ。RC300hは2.5L直4DOHCの直噴エンジンとモーター、E-CVTを組み合わせたハイブリッドシステムで最高出力178hp/6000rpm、最大トルク22.5kg-m/4200~4800rpm発揮し、JC08モード燃費は23.3km/Lを記録。
RCは、FRのスポーツクーペらしい高い走行性能も追求している。大断面のロッカーパネルなどを採用して骨格を強化した高剛性のボディに、レーザースクリューウェルディングやボディ
また、サスペンション&ステアリングのセッティングも俊敏な走りを支えている。ロール剛性の前後配分を最適化し、コーナリング時には後輪のグリップ力をアップ。さらに「NAVI・AI-AVS」を搭載することでフラットな乗り心地と安定性を両立させながら、ナビゲーションから受信したコーナー情報をもとにあらかじめ減衰力の制御を行うことで高い旋回性を実現している。
RC350およびRC300hにはレクサススポーツの流れを継承する「F SPORT」グレードも設定される。Fメッシュパターンのスピンドルグリルや、メーターリングがスライド する液晶メーターなど専用パーツを装備。ギヤ比可変ステアリング「VGRS」、「LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)」でEPSおよび後輪の切れ角を制御する「DRS」を統合制御することで、あらゆる走行シーンですぐれたステアリングレスポンスと安心感を両立させている。
安全装備も充実している。進化した「BSM(ブラインドスポットモニター)」を採用。ドアミラーでは確認しにくい斜め後方のエリアに存在する車両に加えて、隣のレーンの最大60m後方までをモニタリングすることで急接近する他車も検知し、ドライバーに注意を促す。「RCTA(リアクロストラフィックアラート)」も備え、駐車場からの後退時に左右から接近してくる車両をBSMレーダーで検知した場合にドライバーに注意を喚起する。そのほか、先行車両や障害物などをミリ波レーダーで検知して危険を回避する「プリクラッシュセーブシステム」、車線の逸脱を知らせる「LDA(レーンディパーチャーアラート)」、ロービームとハイビームを自動的に切り替える「AHB(オートマチックハイビーム)」などさまざまな先進技術が搭載されている。