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更新日:2018.11.30 / 掲載日:2014.10.14
【フォルクスワーゲン】電気自動車「e-up!」と「e-Golf」が発売【価格】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
フォルクスワーゲンのコンパクトモデル2車種にEV仕様が導入される。国内の電気自動車市場で唯一の5ナンバーサイズとなる5ドアハッチバック「e-up!」と世界のベンチマーカー「ゴルフ」のEV仕様「e-Golf」だ。いずれもFFの右ハンドル仕様のみ。e-up!の価格は366万9000円で2015年2月受注開始、年央より納車開始。e-Golfは価格未定で、2015年年央の発売を予定している。
フォルクスワーゲンは、環境先進国のドイツのクルマメーカーとしてさまざまな環境対策を行っている。燃焼効率を大幅に向上させながらダウンサイジングを図ったエンジン「TSI(ガソリン直噴過給エンジン)」や「TDI(ディーゼルエンジン)」、「デュアルクラッチ トランスミッション(DSG)」などの革新的なパワートレイン技術を開発して、CO2排出削減を進めてきた。今回は、化石燃料に依存しない次世代モビリティへのひとつの回答として開発した「EV」を市場に投入する。
e-up!とe-GolfはフォルクスワーゲンのEVファミリーの一員として統一のアイデンティティを持っている。EVファミリーのイメージカラーであるブルーを内外装の随所に採用しているほか、電力消費を抑えるべく空力特性に優れた専用のエクステリアとなるようチューニングが施されている。ドライブモードには「ノーマル」、「エコ」、「エコ+」の3種類が用意され、回生ブレーキも回生力を4段階で調整可能。
充電のためのポートは、家庭でも充電できる200Vの普通充電ポートと日本の急速充電規格「CHAdeMO」用充電ポートの2種類を備える。高電圧バッテリーの保証期間は8年間、16万km。
その他、2モデルの主な特徴は以下のとおり。
e-up!
国内市場唯一の5ナンバーサイズEV車。エネルギー容量18.7kWh 、重量230kgのリチウムイオン電池を床下にバランスよく配置し、スモールカーの常識を超える高い安定感と上質な乗り心地を実現した。204 個のセルで構成されるバッテリーから最大出力82ps/3000~12000rpm、最大トルク21.4kg-m/0~2500rpmの性能を持つ小型モーターに最大374V の電圧を供給。0-100km/hは12.4秒、最高速度は130km/h、満充電時の航続可能距離はJC08モードで185kmとなっている。なお、充電量ゼロの状態から満充電までにかかる時間は200Vの普通充電で約8時間、急速充電では約30分で約80%まで充電することができる。
e-Golf
昨年、輸入車としてはじめて「日本カー・オブ・ザ・イヤー2013-2014」を受賞した7 代目の「ゴルフ」をベースにしたEVモデル。264 個のセルで構成されてるリチウムイオン電池は、エネルギー容量24.2kWh 、重量318kgで、e-up!と同様に床下にバランスよく配置することで高い安定感と上質な乗り心地を実現している。最大出力116ps/3500~7000rpm、最大トルク25.5kg-m/0~2500rpmを発揮する小型モーターには最大323Vの電圧が供給され、0-100km/hは10.4秒、最高速度は140km/hを記録。満充電時の航続可能距離はJC08 モードで215kmで、充電量がゼロの状態から満充電までにかかる時間は200V の普通充電で約9 時間、約30 分の急速充電で約80%充電可能となっている。