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更新日:2018.11.17 / 掲載日:2015.06.09
【フォルクスワーゲン】Polo GTI、Golf GTI、Golf RにMTモデル導入
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
フォルクスワーゲンのスポーツハッチバック3モデル「Polo GTI」、「Golf GTI」、「Golf R」に、マニュアルトランスミッション搭載モデルが設定された。フォルクスワーゲンに6年ぶりにMTモデルが復活する。価格は、Polo GTIが327万5000円、Golf GTIが389万円、Golf Rが539万円。Polo GTIとGolf GTIは9月に、Golf GTIは10月に配車予定。
搭載されるトランスミッションは、フォルクスワーゲン製の3軸構造を持つ6速MT。従来のギアボックスはインプットシャフト1本、アウトプットシャフト1本の2軸式だったが、アウトプットシャフトを2分割することでギアボックスの全長を短縮し、フロント部に空間的制約の多いFF車にも高性能なパワートレインや補機類を搭載可能にすると同時に、ギアの多段化にも成功。ギアボックスハウジングの素材にマグネシウムを採用することで軽量化も実現した。
新たに導入される3モデルの詳細は以下のとおり。
■Polo GTI
エンジンは6速MT用にチューニングを施し、7速DCTモデルとは異なる出力特性を持たせた。最高出力は192psと7速DCTモデル搭載エンジンと同数値ながら、4300~6200rpmと1100rpm低くから幅広いレンジでピークパワーを発生させる。最大トルクは32.6kg-mと7速DCTにくらべて7.1kg-mアップしており、力強い加速と爽快な走りを体感できる。
サスペンションは、ドライバーの好みにあわせてセッティングを変更できる「Sport Select」シャシー付きスポーツパフォーマンスキットを標準で装備。センターコンソールのスイッチを押すことで、ショックアブソーバーのダンピング特性を「スポーツ」または「ノーマル」に切り替えられる。
ボディカラーは7速DCTモデル同様、「フラッシュレッド」、「ディープブラックパールエフェクト」、「リフレックスシルバーメタリック」、「ピュアホワイト」の4色。
■Golf GTI
エンジン、サスペンションは7速DCTモデルと同じ。
安全・快適装備として、後方死角検知機能、後退時警告・衝突被害軽減ブレーキ機能、ACC、リアビューカメラを標準で装備。
ボディカラーは7速DCTモデルと同じ7色展開。「トルネードレッド」、「ピュアホワイト」、「タングステンシルバーメタリック」、「ナイトブルーメタリック」、「ディープブラックパールエフェクト」、「リフレックスシルバーメタリック」、「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト」。
■Golf R
6速DCTモデルと同じエンジンを搭載。足回りには、6速DCTモデルと同様に「R」専用スポーツサスペンションを架装し、アダプティブシャシーコントロール「DCC」を標準で装備する。
安全・快適装備として、後方死角検知機能、後退時警告・衝突被害軽減ブレーキ機能、ACCを標準装備。ナビゲーションやDVD/CDプレーヤー、ETC車載器などを含むインフォテイメントシステム「Discover Pro」も搭載する。
ボディカラーは、MTモデル導入にあわせてGolf Rシリーズに「トルネードレッド」と「ライムストーングレーメタリック」の2色を新色として追加。従来より設定されている「ラピスブルーメタリック」、「ピュアホワイト」、「ディープブラックパールエフェクト」、「オリックスホワイトマザーオブパール エフェクト」に加えて、6色のバリエーションとなった。