【アウディ】R8 LMX限定生産モデルが日本で6台導入【価格】

　アウディが世界99台限定生産のスーパーカーを世に送り出す。「R8 LMX」左ハンドル仕様のみで、価格は2905万円。日本国内には6台が導入される。

　ベース車両はアウディのフラッグシップ・スポーツモデル「R8」で、最高出力570hp/8000rpm、最大トルク55.0kg-m/6500rpmを発揮し、最高速度は320km/hに達するという卓越したパフォーマンスにチューニングアップされた5.2LV10DOHCエンジンをミッドシップにレイアウトした。トランスミッションには7速のSトロニックを搭載している。駆動方式はアウディが誇るフルタイム4WD「クワトロ」。

　限定生産モデルR8 LMXには、2014年のル・マン24時間レースで5連覇を飾った「R-18 e-tron quattoro」に採用されていた「レーザーハイビーム」が市販モデルとしてはじめて装備されている。走行速度が60km/hを超えるとハイビームアシストによって補足のレーザースポットが起動、フルLEDライトの約2倍の距離を照射する。カメラで周囲を監視し前を走る車両や対向車などを認識したときには自動的にライトパターンを制御する「インテリジェント センサーシステム」も備わっている。

　R8 LMXは内外装もスペシャルな仕上げになっている。「Audi exclusive」カラーの「マコウブルークリスタルエフェクト」で塗装されたボディには、個性を際立たせる大型固定式リアウィングが備わっている。リアウィングとディフューザー、サイドのフリック、エンジンカバー、サイドミラー、サイドブレードにはマットフィニッシュカーボンを採用。マットチタン調の20スポーク・アルミホイールの奥には、赤いアルマイト加工が施されたキャリパーを装備したセラミックブレーキが覗く。

　ブラックを基調にアクセントとしてブルーを使用したインテリアは、レーシーでダイナミックながらクラフトマンシップを感じさせる上質感も併せ持っている。ファインナッパーレザーのバケットシートと内張りの一部には、黒をベースにセパンブルーのダイアモンドパターンステッチが施されている。センターコンソールやパーキングレバー、ドアインレイやコクピット周りにはマットカーボンを使用。さらに、ドライバー側のサイドシルにはシリアルナンバー入りのスカッフプレートが装着される。