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更新日:2023.04.27 / 掲載日:2023.04.03
ジープ 米ユタ州に7台のコンセプトカー集結!電動SUV「マグニート3.0」も

ジープは現地時間の4月1日より米ユタ州で開催中の「イースター・ジープ・サファリ2023」(~4月9日まで)にて、「ラングラー マグニート3.0」をはじめとした7台のコンセプトカーを発表した。
- 「ゼロ・エミッション・フリーダム」のコンセプトにちなんだ電動SUVなどが出揃う
- 【ラングラー マグニート 3.0コンセプト】1年の“充電期間”経てさらにパワーアップ
- 【スクランブラー 392コンセプト】1981年誕生のモデルを大胆に再解釈
- 【1978 ジープ チェロキー 4xeコンセプト】1978年型チェロキーを現代風にアレンジ
- 【ラングラー ルビコン 4xeコンセプト】“いいとこどり”なデザイン
- 【グランドワゴニア オーバーランド コンセプト】内装の質感を追求したキャンパーな一台
- 【ラングラー ルビコン 4xeデパーチャー・コンセプト】デパーチャーアングルの限界に挑戦
- 【グラディエーター ルビコン サイドバーン・コンセプト】オフロードアドベンチャーを追求したピックアップ
「ゼロ・エミッション・フリーダム」のコンセプトにちなんだ電動SUVなどが出揃う

イースター・ジープ・サファリは、毎年2万人以上のジープオーナーが集まるというお祭り的イベント。
会期中にはジープがコンセプトカーを披露するのが毎年の恒例となっており、今回も7台の個性的なモデルが揃えられた。
今回はブランドが掲げている「ゼロ・エミッション・フリーダム」というコンセプトにのっとり、4台が電動車となっている。
【ラングラー マグニート 3.0コンセプト】1年の“充電期間”経てさらにパワーアップ

ラングラー マグニート 3.0コンセプトは、2020年型ラングラー ルビコンをベースとして2021年に発表されたコンセプトBEV「マグニート」の第3弾。
2022年発表の「マグニート2.0」では最高出力625PSとしていたが、今回の3.0ではモーターやプログラミングに改良が施され、最高出力650PSに向上した。
2段階の出力セレクト機能を備え、最高出力を285PSに抑えることも可能としている。
また、乗降性を高めるためにBピラーの位置を60mm後方に下げるなど、プロポーションにも変更が加えられた。


【スクランブラー 392コンセプト】1981年誕生のモデルを大胆に再解釈

「スクランブラー 392コンセプト」は、1981年に誕生したオープンエアタイプの小型ピックアップトラック「スクランブラー」を大胆に再解釈したモデル。
全体のスタイルでは、103インチ(約2,600mm)のホイールベースと長いリアオーバーハングを特徴に持つ。
エンジンは最高出力470PSを発揮する6.4L HEMI V8エンジンを搭載、各所にカーボンファイバーを使用するなど軽量化の工夫も施されている。
また、ラングラーやグラディエーターに用いられている新開発のエアサスペンション・キットを装着し、最大5.5インチ(約140mm)のサスペンションリフトが可能だという。

【1978 ジープ チェロキー 4xeコンセプト】1978年型チェロキーを現代風にアレンジ


初代チェロキーSJへのリスペクトを込めて製作されたという「1978 ジープ チェロキー 4xeコンセプト」は、70年代風のレトロなカラーリングがインパクトを放つ一台。
しかしながらパワートレインは、2つの電気モーターと高電圧バッテリーパック、2.0L ターボエンジン、8速ATから成る先進の4xeパワートレインを搭載。
ビンテージなビジュアルとモダンな走行性能が融合したモデルとなっている。

【ラングラー ルビコン 4xeコンセプト】“いいとこどり”なデザイン

「ラングラー ルビコン 4xeコンセプト」はデザインにこだわったモデルで、カラーリングは2021年発売の特別仕様車で好評だったというピンク系の「Tuscadero」をベースとした色を採用。
グロスブラックのセブンスロットグリルは、ラングラー ルビコンの20周年記念モデルのものを採用している。

【グランドワゴニア オーバーランド コンセプト】内装の質感を追求したキャンパーな一台


「グランドワゴニア オーバーランド コンセプト」はその名の通り、オーバーランド(陸路旅)に焦点を置いたコンセプトモデルで、ルーフにはカーボンファイバー製のスカイロフトを搭載。
スカイロフトは内側から押し上げるだけで展開できる手軽さがあり、2名分の就寝スペースとパノラマビューを満喫できる大型の窓も備えている。
また、インテリアには寝具やアンビエントライトも設置され、快適な居住スペースを演出する。



【ラングラー ルビコン 4xeデパーチャー・コンセプト】デパーチャーアングルの限界に挑戦


「ラングラー ルビコン 4xeデパーチャー・コンセプト」はオープンエアーでのオフロード走行を軸にしたモデルで、ジープのカスタムパーツを手掛けるジープ・パフォーマンス・パーツ(JPP)が「4xe搭載車で利用可能なデパーチャーアングルの限界に挑戦した」という。
足回りは17×8.5インチホイールと大径37インチタイヤ、2インチリフトキット、ビルシュタイン製パフォーマンスショックアブソーバーを採用し、オフロード走破性を向上。
大径タイヤに対応したフラットフェンダーフレアやホイールライナーを装着し、クリアランスも確保した。
折り畳み式でベンチにもなるというチューブラーグリルガードなどの遊び心も盛り込まれている。

【グラディエーター ルビコン サイドバーン・コンセプト】オフロードアドベンチャーを追求したピックアップ


ピックアップトラックの「グラディエーター」をベースとした「グラディエーター ルビコン サイドバーン・コンセプト」は、オフロードアドベンチャーを追求した一台。
後部席と荷台の間に配されたスポーツバーは、固定用ベルトを備えたシェルフや、カヤックなどの積載時に安定性を高めるトラックレールがあり、多機能的。
強靭かつ軽量な出来にこだわったという荷台は、両側に小型のコンテナを備えている。

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