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更新日:2022.12.31 / 掲載日:2022.12.31
国内外でSUV競争激化!エクストレイルほか2022年登場車種を総まとめ!

欧米を中心に新たなスタンダードとなりつつあるSUV。日本ではこれまで話題が先行しているようなイメージもありましたが、続々と新型車が登場しその認知が高まっています。
また、世界的な電動化の潮流を受けて、EV仕様のSUVも登場しています。
今年は年の瀬を締めくくる企画として、今年発表された話題のSUVをまとめてみました!
【エクストレイル/LX】新技術採用で走りに進化!
SUVの代名詞的存在として絶大な人気を誇る日産「エクストレイル」が7月にフルモデルチェンジ。第2世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」という2つの電動化技術を搭載し、2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
また、レクサスのフラッグシップSUVである「LX」は1月に新型モデルを発売。こちらは新GA-Fプラットフォームを採用し、オンロードでの上質な走りとオフロードでの高い悪路走破性を両立。現在は納車まで4年待ちとされるほどの支持を集めています。
【クロストレック/レックス】「SUVのスバル」の始まり告げる新型車
今年のスバルはSUVで攻勢を見せています。その先陣を切ったのは5月から受注をスタートしたEV仕様のSUV「ソルテラ」。トヨタ・bZ4Xの兄弟車として開発された経緯を持ちますが、デザインや乗り味などはスバルらしさをしっかり押さえたものとなっています。
9月にはXVの名で親しまれたモデルが「クロストレック」に生まれ変わって登場。最新型アイサイトやe-BOXERエンジンの搭載など要点を押さえつつ、走りの洗練性を磨き上げて支持を高めています。
そしてメーカー初の小型SUVとして11月に登場したのが「レックス」。30年前に販売終了した軽自動車の名を引き継いだ、ダイハツ・ロッキーのOEM車です。こちらは前述の2モデルと比べると全9色のボディカラーを揃えたポップな仕様で、ベースグレードは180万円台と低価格に抑えられているのが特徴となっています。
【CX-60/クラウンクロスオーバー/ZR-V】三者三様の新機軸を打ち出した新型車
マツダ、トヨタ、ホンダはそれぞれ新型SUVを発表。それぞれでメーカーの新たな方向性が示されたモデルとなりました。
マツダ「CX-60」は、上級車モデルシリーズとして新たに掲げる“新世代ラージ商品群”の第1弾。エンジン縦置きのFRベースプラットフォーム、後輪駆動ベースAWD等々、新技術を積極的に採用した意欲的なモデルとなっています。
トヨタ「クラウン クロスオーバー」は、セダンとSUVを融合させたというコンセプトで開発された、これまでのクラウンのイメージを打ち破るモデルに。デュアルブーストハイブリッドシステムという新システムを採用している点も話題を集めています。
なお、クラウンはもう一つのSUVモデルとして「クラウン エステート」も今後発表予定です。
そしてホンダ「ZR-V」は、今年4月より発売予定の新型車。2.0L直噴エンジン+2モーター内蔵電気式CVTのスポーツe:HEVというパワートレインを同社のSUVに初採用し、燃費効率の向上と力強い加速を実現しました。
【EQB/ID.4/アイオニック5】「電動SUV」が黒船に乗ってやって来た!?
輸入車カテゴリーで新たに日本市場に投入されたモデルでは、EV仕様車が続々と登場しました。
メルセデス・ベンツのEVシリーズ「メルセデスEQ」の第3弾として登場した「EQB」。全長4.7m弱という先に発売されたEQAよりも一回り大きなサイズ感で、最大7人が座れる3列シートを備えています。
11月に発売されたフォルクスワーゲンの新型「ID.4」は、欧州を中心に展開しているEVシリーズ「ID.」の一つで、日本初導入。EV専用の新アーキテクチャを採用し、大容量バッテリーの搭載と広い室内空間を両得したのが特徴です。
2月に日本市場再参入を発表したヒョンデが、国内展開モデル第一弾として投入した「アイオニック5」は、発売直前の4月にワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞が決まるなど、世界的な評価を引っ提げての登場に。世界初のマルチ充電システムを搭載している点も見逃せないポイントです。