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更新日:2022.12.30 / 掲載日:2022.12.30
サクラ!eKクロスEV!タント!2022年発表の新型軽をプレイバック

サステナビリティ、デジタル化、電気自動車、半導体不足……大変革を告げる一年となった2022年。軽自動車においても、電動化モデルの発売、ロングセラーモデルのフルモデルチェンジなど、さまざまな動きがありました。
この記事では2022年に発表された軽自動車の新型車を振り返ってまいります。
【日産サクラ/三菱eKクロスEV】新型軽EVが今年の「顔」に
数ある軽自動車の中でも今年一番の注目を集めたのが、今夏に発売された軽EVの日産サクラと三菱eKクロスEV。とりわけ日産においてはリーフ、アリアに続く第3のEVであるとともに、同社初となる軽規格の電気自動車とあって、発売から注目を集めました。
そして軽自動車として初の快挙となる、2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞で再びスポットライトを浴びる格好に。その選考評では「日本でのバッテリーEV普及の可能性を高めた」と期待を寄せられています。
先日、両モデルの価格改定が発表されましたが、その逆境を乗り越えて新たなマイカーのスタンダードとなれるでしょうか。今後の動向にも注目です。
【スペーシアベース/タフト/タント】「軽自動車×アウトドア」の需要加速中!
今年8月にスズキが発売した新型スペーシア ベース、そしてダイハツが立て続けにタフトの特別仕様車「ダーククロムベンチャー」と、「タント ファンクロス」を発売、「軽自動車×アウトドア」という新たなトレンドを提案しています。
近年、ソロキャンプや車中泊が人気ですが、軽自動車ながら広い居住空間が特長の軽スーパーハイトワゴンは、まさに「おひとり様」にピッタリ。
来年も三菱の新型デリカミニが正式発表を控えているなど、「軽自動車×アウトドア」の新トレンドがスタンダード化していきそうです。
【ムーヴキャンバス/N-WGN】人気の軽トールワゴンが多様な好みに応えるモデルチェンジ!
今年7月にフルモデルチェンジされたのが、ダイハツの軽トールワゴン・ムーヴキャンバス。アイコンとなっているフロントの“スマイルフェイス”はそのままに、2トーンカラーを「ストライプス」、モノトーンを「セオリー」と名付け、二面的な魅力を新たに打ち出しました。
その一方でホンダが、8月にN-ONE、9月にN-WGNと立て続けに改良を発表。こちらは通常モデルに加え、2021年末よりNシリーズに誕生した新ブランド「STYLE+(スタイルプラス)」の特別仕様車を導入しました。
N-ONEはスタイリッシュなデザインを内外装にあしらった「STYLE+ URBAN(スタイルプラス アーバン)」、N-WGNはシックな雰囲気の「STYLE+ BITTER(スタイルプラス ビター)」で、それぞれ通常モデルとは異なった魅力を演出しています。
【アルトラパン/ワゴンR/eKシリーズ/デイズ&ルークス】新グレード設定で選択肢広げる
今夏はアルトラパンを皮切りに、ワゴンR、eKシリーズ、デイズ&ルークスと軽自動車の人気モデルが相次いで新グレードの設定を発表。
新デザインを採用したアルトラパンやワゴンR、装備の充実を図ったeKシリーズやデイズ&ルークスと、各社で異なるアプローチを見せました。
【ミニキャブ ミーブ】国内唯一の軽商用EVが待望の一般販売再開
最後は三菱から、ワンボックスタイプの軽商用EV「ミニキャブ ミーブ」が11月から一般販売を再開しました。サクラやeKクロスEVに隠れた存在ですが、量産軽EVの元祖といえば三菱(MITSUBISHI)のEVである「ミーブ(MiEV)」。およそ1年半ぶりの一般販売再開となりましたが、これもまた電動化時代の潮流を印象付ける出来事と言えます。