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更新日:2022.06.15 / 掲載日:2022.06.15
アウディ EV販売の資格認定制度導入 スペシャリスト養成図る

アウディ ジャパンは6月15日、電気自動車販売のスペシャリスト養成と顧客への提案力・サービス向上を目的に「e-tron 資格認定制度」を導入すると発表した。同制度は、全国のアウディe-tron店のすべての新車セールススタッフを対象としている。
資格はセールスコンサルタント/スペシャリストの2段構成


同社では、ドイツ本社の電動化戦略「Vorsprung 2030」のもと、電気自動車の販売を強化。2026年以降発表のニューモデルをすべて電気自動車にし、2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画に沿い、2022年6月現在でアウディの電気自動車e-tronファミリーを既に8モデル導入。2024年には15モデル以上の導入を予定している。
電気自動車を中心とした自動車業界の変革期突入に伴い、電気自動車販売においては、これまでのガソリンやディーゼルエンジンモデルとは異なる、電気自動車特有の充電メカニズムや補助金等に関する包括的な知識をわかりやすく説明・提案する能力が求められている。このような背景を踏まえ、同社では独自の資格認定制度を設け、サービスの向上を目指す。
資格は「e-tron セールスコンサルタント」と「e-tron スペシャリスト」の2段構成。「e-tron セールスコンサルタント」は全国アウディe-tron店すべての新車セールススタッフを対象に、2022年5月より育成トレーニングを開始。4~5か月間のプロセスで資格認定を目指し、プロダクトに関する深い知識、充電やインフラ、販売プロセスなど、電気自動車に関する様々な事前学習の後、習得確認とケーススタディの二度にわたる試験を実施するという。また、「e-tronスペシャリスト」は「e-tron セールスコンサルタント」有資格者を対象とした有期限資格で、電気自動車の専門家および業界・制度等の最新情報を常に把握するスペシャリストに位置付けされ、後進育成の指導役も担う。こちらはQ4 e-tron導入予定の2022年第4四半期を目途に、資格認定を開始予定としている。
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