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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.16
エミーラ ファーストエディション 欧州発表 ロータス最後の内燃車

ロータスは現地時間の3月16日、同ブランド最後のガソリンエンジン車となる新型「エミーラ ファーストエディション」を発表した。同モデルは欧州市場において、4月8日よりオンラインで受注予約を開始、価格は71,995ポンド(日本円約1,111万円)。日本での販売時期や価格等については未定。
AMG製2.0L 4気筒エンジン搭載 パワフルな走行性能

新型エミーラは、公道走行が認められている世界で最もパワフルな2.0L 4気筒エンジンと言われる、AMG製のM139エンジンを同モデル専用にチューニングして搭載。最高出力は360bhpを発揮する。これに同ブランド初となる、パドルシフト付8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)が標準装備として組み合わされる。このDCTについてロータスの担当ディレクターは「このトランスミッションは、ロータスがAMGと共同開発した後輪駆動用の特注品。卓越したドライビング・エンゲージメントとパフォーマンス、燃費、排出ガスを最適にブレンドするために最適化されています」と語っている。
パーソナライズを楽しめる内外装


内外装は日本でも2021年10月より販売された「エミーラ V6 ファーストエディション」同様に高水準の標準装備を揃えるとともに、ユーザーのスタイルに合わせたカラーリングや内装素材を選択可能としており、さらにオプション品を追加することでより個性的な一台を作り上げることも可能としている。
エクステリアでは、20インチの超軽量Vスポーク鍛造アロイホイールを装着。このホイールはダイヤモンドカットによるツートンカラー仕上げとなっているが、オプションでシルバーもしくはグロスブラックを選択できる。
また、2ピースブレーキディスクはレッド、ブラック、イエロー、シルバーの4色を用意する。
そのほか、LEDライト、チタン製エグゾーストフィニッシャー、ヒーテッド・パワーフォールド・ドアミラー、リアパーキングセンサーを装備。
さらに、“ロアブラックパック”として、グロスブラック仕上げのフロントバンパーエアブレード、フロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザーを標準装備する。
ボディカラーはセネカブルー、マグマレッド、ヘセルイエロー、ダークバーダント、シャドーグレー、ニンバスグレーの全6色を用意した。
インテリアでは、7種のトリムを用意。ナッパレザーは赤、黒、グレー、タンカラーの4色、アルカンターラは黒のみだがステッチカラーに赤、黄、グレーの3色が用意されている。
また、サテンクロームのトリム・フィニッシャー、ホワイトのインテリア・ムードライト、ロータスブランドのシルキックプレートがプレミアム感を演出する。
運転をより快適にする装備も充実


快適性を高める装備では、12ウェイ調整機能付&ドアミラー連動型メモリープリセット機能付のシートヒーター内蔵ドライバーズシートを採用。さらにクライメートコントロール、クルーズコントロール、キーレススタート、ボイスコントロールといった装備も取り揃える。
10.25インチのタッチスクリーンはAppleCarPlayおよびAndroidAuto対応、Bluetoothも利用可能。また、メーター部は12.3インチのTFTインストルメントクラスターを採用した。
さらに、サスペンションやタイヤのカスタマイズ、プライバシーガラスやスポーツペダルなど内装品の追加、フロントパーキングセンサーやリアリバースカメラなど運転支援装備を揃えるなど、用途に合った様々なオプションパックを揃えている。
エントリーモデルは2023年発売
今回の発表では、2023年発売を予定するエントリーモデルについても言及。エントリーモデルのエミーラおよびエミーラ V6は今夏に詳細発表予定とし、エミーラは来春より59,995ポンド(日本円約926万円)から、エミーラ V6は2023年1月から64,995ポンド(日本円約1,003万円)でそれぞれ発売予定となっている。なお、こちらも日本導入時期や価格等については未定。