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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.09
新型クロスオーバーSUV「CX-60」欧州公開 マツダ初PHEV

マツダは3月9日、欧州事業を統括する「Mazda Motor Europe(マツダ・モーター・ヨーロッパ)」が新型クロスオーバーSUV「CX-60」を公開したと発表した。欧州各国での販売は今夏を予定し、価格帯は52,000ユーロから70,000ユーロ(日本円で約657万円~約885万円)。また、日本向けモデルの公開は4月上旬予定としている。
マツダ初のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」搭載



新型CX-60は、厳しい時代の要求に応える環境・安全性能を備えつつ、日常の一般道走行から高速道路を使った長距離ドライブまで、余裕をもって運転を愉しめる2列シートのミッドサイズSUV。デザインは、マツダが掲げるテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のさらなる進化に挑戦し、自然と調和する日本人の感性を活かしたタフさと緻密さを、その造形を通じて表現したものとなっている。
同モデルの最大のトピックは、マツダ初のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」の導入。欧州仕様車では、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンと100kWの電動モーター、8速AT、17.8kWhの大容量バッテリーを組み合わせたものとなっており、最高出力327ps/241kW、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/h加速は5.8秒。WLTPモードで1.5L/100kmの燃費性能を実現するとともに、100km/h以下のEVモードで63kmの航続距離を確保する。
デザイン面では、メープルウッド、ナッパレザー、日本製テキスタイル、クロームメッキなど異なる素材や質感を組み合わせたインテリアを作り上げ、エレガントさと上質さを兼ね備えた仕立てになっている。




SUVラインアップ拡充へ 2023年にも新モデル発表予定

マツダでは、今回の新型CX-60を「走る歓び」と優れた「環境・安全性能」を大幅に進化させたラージ商品群の第1弾に位置付け。今後、グローバルに需要が高いSUV市場において、ラージ商品4車種を2023年までに導入予定としており、そのうち1車種はCX-60よりも大きなサイズの3列シート搭載車となることを明らかにしている。
さらに、今後3年間で新型EVプラットフォーム「Skyactiv EV」を採用した電動化モデルを合計5車種投入する計画であるという。


