キャラバン　プロスタイルなど　ディーゼル車マイナーチェンジ

　日産の関連会社であるオーテックジャパンは2月28日、「キャラバン」をベースとした特別仕様車「プロスタイル」および、車中泊仕様車、ライフケアビークル（LV、福祉車両）、「ワークユースビークル」シリーズのディーゼル車をマイナーチェンジし、日産の販売会社を通じて4月下旬より発売すると発表した。全国希望小売価格は3,444,100円から（消費税込）。

存在感のあるデザインに一新　先進安全技術装備で安全性能向上

　今回のマイナーチェンジでは、ベース車と同様に「プロスタイル」および車中泊仕様車、「チェアキャブ」、「ワークユースビークル」シリーズにおいて、デザインをダイナミックで力強く存在感を増したエクステリアや、黒を基調とした落ち着いた雰囲気のインテリアに一新。
　また、歩行者の検知も可能な「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、「インテリジェント アラウンドビューモニター」、「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を新たに装備することで、安全性能を大幅に向上したほか、運転の疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車に標準装備。
　さらに、パワートレインには、新ディーゼルエンジンと7速トランスミッションを採用し、静粛性とスムースな加速を両立させた。
　そのほか、昨年10月にマイナーチェンジしたガソリン車と同様に、車中泊仕様車では、従来の「プレミアムGX」に加え、新設定の専用内外装の仕様を施した最上級グレード「GRANDプレミアムGX」もベース車に追加。それぞれのグレードで、シートとベッドシステムの表皮を統一し、インテリアをトータルコーディネートしている。また、「チェアキャブ」では、車いす固定装置を一新し、操作性の向上が図られた。

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用途で選べる　様々な仕様車

キャラバン「プロスタイル」

　こだわりのエクステリアとアクティブなインテリアを備え、ワンランク上のプロ仕様モデルに仕立てられた特別仕様車が「プロスタイル」。エクステリアには、専用装備の15インチアルミホイールをはじめ、存在感を高めるルーフスポイラー（オプション）などを採用し、スタイリッシュな仕上げに。インテリアは手入れがしやすく滑らかで質感の高い専用防水シートを、キャラバンで唯一採用している。

キャラバン 車中泊仕様車

　昨今のアウトドアブームで注目が高まっている車中泊仕様車は、2タイプを用意。
　キャラバン「マルチベッド」は、荷室スペースに左右跳ね上げ式のベッドシステムとフロアパネルを装備することにより、車内での快適な休憩や宿泊のための機能を有しながら、積載性も兼ね備える。
　一方のキャラバン「トランスポーター」は、フロアの強度と耐久性を向上し、アウトドアスポーツなどの大きく重量のある道具の運搬に適したモデルで、オプションのベッドシステムを選択することで車中泊にも対応する。

キャラバン「チェアキャブ」

　キャラバン「チェアキャブ」は、簡単なリモコン操作で昇降する全自動リフターを装備し、車両後部から車いすやストレッチャーのまま車内に乗り込める福祉車両。車いすの乗車可能数別で3タイプを用意する。

キャラバン「ワークユースビークル」シリーズ

　商用利用を想定した「ワークユースビークル」シリーズは、4タイプを用意。
　キャラバン「DX 2分割上級セカンドシート」は、バンDXをベースに、セカンドシートを5:5分割可倒式シートに変更したモデルで、長尺物の積載と後席への乗車を両立できるのが特徴。
　「中温冷凍バン／クールバン」は、積荷の温度を外気温以下に保持して運搬する車両。庫内温度の管理は、「中温冷凍車」ではマイナス5度まで、「クールバン」では5度まで可能としている。
　「保冷バン」は荷室の全面に断熱材を採用し、外気温が庫内に与える影響を軽減した運搬用車両。
　「リフター付バン」は、重量物の積み降ろし用に、車両後方に自動昇降リフターを備えた車両となっている。

全国希望小売価格一覧

プロスタイル

車中泊仕様車

チェアキャブ

※1：チェアキャブの車両（オプションを含む）の消費税は非課税
※2：車いす乗員2名を含む
※3：車いす乗員1名を含む

ワークユースビークルシリーズ