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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.20
モーガン ル・マン優勝60周年記念モデル 世界限定62台で発売

モーガン・モーターカンパニーは現地時間の1月17日、ロードスターモデルの「プラス4」に「LM62」を設定、世界限定62台で発売を開始したと発表した。英国での設定価格は78,995ポンド(約1,228万円)。
60年前にル・マンを制覇した“TOK258”へのオマージュ




同モデルは、1962年にル・マン24時間レースの2.0リッタークラスを制覇した「モーガン プラス4 スーパースポーツ(通称:TOK258)」へのオマージュとして製作されたもの。TOK258は、当時出場したマシンの中では突出したスペックを持っていなかったが、クリストファー・ローレンスとリチャード・シェパード=バロンのペアで参戦した同レースでは、平均151km/hで2,255km以上に及ぶコースを走破。モーガン会長兼CEOのスティーブ・モリス氏は「1962年のル・マンで優勝したモーガン・プラス4は、世界中のモーガン・ファン、社員、オーナーの心の中に特別な位置を占めています。より大きく資金力のある当時のライバルに勝利したことは、モーガンにとってモータースポーツにおける偉大な功績のひとつです」と語る。
LM62はボディカラーにジェットグリーンとテルトルルージュの2色を設定し、どちらもTOK258と同じヘリテージホワイトのハードトップを備える。また、サイドのナンバー”29”のロゴやLM62リアバッジ、シルバー塗装のワイヤーホイール、ル・マンスタイルのフューエルフィラーキャップ、ドーム型リアパネル、ブラックテールパイプのアクティブスポーツエグゾーストなどの専用装備を揃えたグラフィックパックを標準装備。さらにオプションとして、Moto-Litaステアリングホイールなども選択可能としている。



インテリアについても、レーザー刻印が施されたLM62ドアプル、ヘッドレストが刺繍されたパーフォレイテッドレザーシート、サテンラッカーラバーマット、タウニーウッド製センタートンネルトップとダッシュボードなど、TOK258へのオマージュを感じさせる装備を各所にあしらう。また、シリアルナンバーが入ったプレートも取り付けられる。



モーガン プラス4について

限定車のベースとなったプラス4は、1950年に製造・販売された「+4(プラス・フォー)」をルーツに、2020年より販売されているロードスターモデル。外観のナローボディーやユニークなウイング外形といった特徴的なシルエットは歴代モデルを踏襲しつつ、現代の技術を取り入れて走行性能を向上。乾燥重量1,007kgという軽量さと、最高出力190kw、最大トルク350~400Nmを発生するBMW 2.0 リッター4気筒ツインパワー・ターボエンジンにより、0-100km/h加速4.8秒(8速AT車での数値、6速MT車は5.2秒)、最高速度240km/hを実現する。
インテリアではセントラルロッキングとデジタルドライバーインフォメーションディスプレイを標準装備し、広い室内空間も特長となっている。