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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.17
アウディ 新型Q4 e-tron/スポーツバックe-tron発表

アウディジャパンは1月17日、同ブランドの電気自動車第3弾となるプレミアムコンパクトSUV、新型「Q4 e-tron」「Q4 スポーツバック e-tron」を発表した。同モデルは全国のアウディe-tron取扱正規ディーラーを通じて本年秋以降発売予定で、車両本体価格は5,990,000円~7,160,000円(消費税込)。
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需要高まるコンパクトSUVセグメントにマッチ 電動化戦略の重要なステップ担う

アウディの電気自動車e-tron第3弾となるAudi Q4 e-tronシリーズは、アウディがコンパクトSUVセグメントに導入する初の電気自動車。ラインアップとしては、大型SUV電気自動車のAudi e-tronおよびAudi e-tron Sportback、スポーティな4ドアグランツーリスモ Audi e-tron GTに続くモデルとなっている。
プラットフォームは電気自動車専用プラットフォームMEBを採用し、Q3とQ5の中間に位置する全長4.59m、全幅1.87m(欧州値)ながら、インテリア全長はQ5を凌ぎ、上位モデルにかなう室内空間、荷室スペースを実現した。とりわけ収納においては、520L (スポーツバックは535L)の荷室容量に加え、インテリアにはカップホルダーやドリンクホルダーなど合計24.8Lもの収納スペースを確保し、利便性を高めた。
アウディの個性を主張した存在感あふれるフォルム


ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUVとスタイリッシュなクーペSUVのスポーツバックの2つのタイプを設定。エクステリアは、短いフロントオーバーハング、筋肉質なフェンダー、伸びやかなルーフライン、柔らかく流れるようなサイドライン、ワイドなプロポーションを強調する水平基調のリヤエンド、最新のAudi Qファミリーに共通するオクタゴン(8角形)かつ開口部のないシングルフレームグリルなど、アウディの電気自動車独自のデザイン言語を取り入れたものとなった。また、マトリクスLEDヘッドライトには、量産車として世界初となるMMIを通じて4つのデザインから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを備えている。
空力性能においては、電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクター、立体的なホイールディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジング、テールゲートのサイド部分(SUV)やリヤスポイラー(スポーツバック)などを採用。Cd値はSUVモデルであるにもかかわらず、Q4 e-tron が0.28、Q4 Sportback e-tron は0.26を実現している。
グレード構成は、Q4 e-tronはBase / advanced / S lineの3タイプ、Q4 Sportback e-tronは、advanced / S lineの2タイプを設定。両モデルともにadvancedは、フロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、マトリクスLEDヘッドライトや19インチアルミホイールを装備。一方でS lineではグリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせたものとなり、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施され、20インチアルミホイールを組み合わせてよりスポーティさを強調したビジュアルに仕立てられた。
ドライバーファーストなインテリア 初導入の装備も

インテリアはドライバーファーストを考慮し、センタークラスターがドライバーに向けられたデザインを採用。特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターを装備し、メーターには10.25 インチのアウディバーチャルコックピットを、センターには11.6インチの MMIタッチディスプレイを配置してフルデジタルのコックピットを形成する。ステアリングホイールは、アウディ初となる上下ともにフラットな形状のデザインで、スポーク部のスイッチ類をシームレスなタッチ式とした。また、フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイをコンパクトセグメントとしては日本初導入。上部には、ナビゲーションや車線逸脱警告等を、フロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報を約3m前方に表示する。
新システムを採用してより快適なドライブを実現


パワートレインは、システム電圧400Vのテクノロジーを使用した総容量82kWh(実容量77kWh)の駆動用バッテリーを、前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載し、後輪を駆動する。駆動用電気モーターは最高出力150kW、最大トルク310Nm を発揮、0-100km/h加速は8.5 秒。一充電走行距離は516km(欧州値)を実現した。200Vの普通充電は、標準は3kWで、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応している。
モーターの始動および停止は従来モデルと異なる方法を採用。着席してスタートボタンを押す従来の方法か、もしくはブレーキペダルを踏むだけでイグニッションはONに。停車時はサイドブレーキボタンを押し、ブレーキを離すとイグニッションOFFになる。この新たなシステム採用により、パーキングブレーキボタンも廃されたという。走行中の回生ブレーキの強さはパドルシフトで3段階に調整可能とし、アウディ初のBモード(パドルシフトで最大のレベル3に相当)を備えたことで、アクセルペダルだけで速度調整が可能となっている。
安全装備では、フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを、また車体前後と左右ミラーに計4つの360°周辺環境カメラを内蔵。従来のアダプティブクルーズコントロールとアクティブレーンアシストを統合したアダプティブクルーズアシストをはじめ、死角を並走する車両を検出するアウディサイドアシスト、後方から近づく自転車や車両をセンサーで監視するエグジットワーニングなど多数の機能を装備した。
車両本体価格一覧
モデル | 電気モーター | バッテリー容量 | 駆動方式 | ステアリング | 車両本体価格(税込) | |||||
Q4 40 e-tron | 電気モーターx1 150kW/310Nm |
82kWh | 後輪駆動 | 右 | 5,990,000円 | |||||
Q4 40 e-tron advanced |
電気モーターx1 150kW/310Nm |
82kWh | 後輪駆動 | 右 | 6,620,000円 | |||||
Q4 40 e-tron S line |
電気モーターx1 150kW/310Nm |
82kWh | 後輪駆動 | 右 | 6,890,000円 | |||||
Q4 Sportback 40 e-tron advanced |
電気モーターx1 150kW/310Nm |
82kWh | 後輪駆動 | 右 | 6,880,000円 | |||||
Q4 Sportback 40 e-tron S line |
電気モーターx1 150kW/310Nm |
82kWh | 後輪駆動 | 右 | 7,160,000円 |
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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