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更新日:2021.12.16 / 掲載日:2021.12.16
フィアット 欧州向け新型商用車「スクード」発表 BEVも導入
フィアットの商用車部門であるフィアット・プロフェッショナルは現地時間の12月15日、新型商用車の「スクード」を発表した。同モデルは、今年4月に発売した「E-デュカト」に続く2台目のBEVモデル「E-スクード」も導入された。新型スクードは12月中旬より、欧州の主要市場で受注開始される。
2種類のバッテリーサイズを設定 航続距離は最大330km
スクードはフィアットが1996年より販売していた小型商用車。2016年に販売終了を迎え、「タレント」という後継車が販売されていたが、今回はその「タレント」に代わる形で再登場となった。
今回の「スクード」復活に伴い、BEVモデルの導入が大きなトピックとなっている。こちらは50kWhと75kWhの2種類のバッテリーサイズを用意、いずれも最高速度130km/h、45分で80%充電が可能。また、最大航続距離は50kWhモデルで230km、75kWhモデルでは330km(航続距離はWLTP測定値)。積載能力については最大1.2t、牽引能力は最大1tとしている。
用途に合わせて選べる幅広いラインアップ
新型スクードの特長として、用途に合わせて選べる幅広いラインアップを展開していることが挙げられる。
エンジンは前述のBEVモデル2種のほか、1.5L(102psまたは120ps)、2.0L(145psまたは177ps)の4種のディーゼルエンジンを用意。1.5Lモデルには6速MTが、2.0Lモデルは145psバージョンで8速MTか8速ATのどちらかを選択可能とし、177psバージョンには8速ATを設定している。
また、バリエーションも貨物用の“パネルバン”や“プラットフォーム”、6人乗り仕様の“クルー”、そして最大9人乗りが可能な“コンビM1”の4種類を用意。さらにボディサイズについても、全長4,960mm×全高1,890mmと全長5,310mm×全高1,940mmの2パターンを設定、パネルバンに限り全長4,610mmのコンパクトサイズも用意される。なお、積載能力についてはホイールベースに応じて4.6~6.1立方メートルの容量を確保し、最大積載量1.4tとなっている。
長時間の運転を想定した快適なインテリア 14種の安全装備を揃える
インテリアについては、商用車として1日8時間以上の長時間運転で利用されることを想定し、快適性を重視した設計が成された。運転席は自家用車に近いドライビングポジションで優れた快適性を確保、さらに位置を高く設けることで路面視認性も向上させた。また、乗降性に配慮し、人間工学に基づいたステップも設置されている。さらにサスペンションも調整され、走行中の揺れや振動を極力抑えてストレスのない走りを実現した。
安全性については、オートマティック・エマージェンシーブレーキや道路標識認識機能、レーンディパーチャーウォーニング、ブラインドスポットアラート、180度パノラマビューリアカメラなど、14種類の先進運転支援システムを採用している。
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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