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更新日:2021.12.02 / 掲載日:2021.12.02
新型「アストラ スポーツツアラー」欧州で発表 オペル

オペルは現地時間の12月1日、同ブランドの主力モデルであるアストラのステーションワゴンモデルとなる新型「アストラ スポーツツアラー」を欧州で発表した。同モデルは、9月に発表された新型アストラ同様にPHEVモデルが用意されるとしている。
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2種類のPHEVモデル&ガソリン&ディーゼルの計4タイプを用意

今回発表されたアストラ スポーツツアラーは、オペルによるとドイツの自動車メーカーとして初めての電動型ステーションワゴン。PHEVタイプは2種類用意され、そのうちハイエンドモデルのシステム最高出力は225psを発揮するという。また、ガソリン車とディーゼル車も用意され、こちらは110psから130psの最高出力となる。ガソリン車とディーゼル車には6速MTが組み合わされ、PHEVを含むよりパワフルなモデルには8速ATが組み合わされる。
オペルCEOのUwe Hochgeschurtz氏は「新型アストラ スポーツツアラーは、電動化とデジタル化により刺激的にデザインされた新時代のオールラウンダーです。これは、コンパクトエステート(ステーションワゴン)を作り続けてきた長い伝統と、プラグインハイブリッド技術などの最新の革新技術を組み合わせたもの。素晴らしい魅力の詰まったモデルで、新たなユーザーを獲得できると確信しています」と語り、自信を覗かせた。
フレキシブルなトランクは最大1600L超のスペース確保

アストラ スポーツツアラーのサイズは全長4,642mm×全幅1,860mm×全高1,480mmで、ホイールベースは2,732mm。ホイールベースは新型アストラに比べて57mm長くなっているが、フロントオーバーハングが短くデザインされたことで、全長はアストラよりも60mm短くなっている。
そしてステーションワゴンの特色であるトランクルームは通常で608L、リアシートをすべて折りたたむと最大1,634Lのスペースを作ることが可能で、中型犬用のトランスポートボックスなども収納可能。リアシートは40:20:40分割可倒式を採用している。PHEVモデルの場合は、通常で548L、最大1,574Lの荷室容積を確保している。
ガソリン車およびディーゼル車にはオプションで「Intelli-Space(インテリスペース)」を選択可能。これは可動式のロードフロアで、高低を片手で簡単に調整できる機能となっている。さらに、テールゲートはハンズフリー仕様を採用している。
新型アストラの系譜を踏襲した新ブランドフェイス
エクステリアデザインは、先に発売された新型アストラの流れを踏襲し、オペルの新ブランドフェイスを採用。ボンネット中央のシャープな折り目と、翼型グラフィックのデイライトランニングランプが縦横に伸び、Opel Blitzエンブレムと交差する特徴的なスタイリングを形成する。また、左右で168個のLEDを使用したIntelli-Lux LEDピクセルヘッドライトも存在感を放つ。リアではスリムなデザインのテールランプが印象的で、新型アストラと同じデザインを採用している。
快適性と先進性を兼ね備えたインテリア

インテリアは、快適性と先進性を兼ね備えた装備が特色。フロントシートは表皮にナッパレザーを採用、電動チルトやランバーサポート、ドライバー用のベンチレーション機能およびマッサージ機能も備える。また、シートヒーターはフロントとリアの両方に装備されている。
インターフェースはPure Panelヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を採用し、完全デジタル化。操作にはインパネ中央のワイドなタッチスクリーンを使用する。また、新世代のマルチメディアインフォテイメントシステムやコネクティビティシステムは、ワイヤレスでApple CarPlayやAndroid Autoに接続可能となっている。