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更新日:2021.11.25 / 掲載日:2021.11.25
改良新型「C3 エアクロス SUV」発表 シトロエン
グループPSAジャパンは11月25日、コンパクトSUVの「C3 エアクロス SUV」の改良新型モデルを発表、同日より全国のシトロエン販売店にて発売した。今回の改良では、デザイン面を刷新するとともに各種装備を充実させ、快適性やユーティリティを向上させた。価格帯は2,935,000円~3,180,000円(消費税込)。
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力強さを増したデザインとより充実化を図ったコンフォート性能
C3 エアクロス SUVは同社によると、2017年末にグローバルローンチされて以来、約33万台を生産。競争の激しさを増すBセグメントのコンパクトSUVで存在感を示し、2019年7月には日本でも導入が開始された。現代シトロエンらしい主張のあるデザインや広々とした室内空間、リアシートのスライドなどのモジュール性によるユーティリティの高さなどを特長に持ち、支持を獲得。日本でも、取り扱いしやすいサイズ感や個性的なスタイリングなどが評価されている。
今回の改良では、フロントフェイスのデザインを刷新するとともに、快適性を追求したコンフォートシートを導入するなど、移動する喜びが得られる車内空間に仕上げられた。
LEDヘッドライトを導入 より個性的でSUVらしいフロントフェイスに
今回の改良でフロントフェイスの刷新を実施、より主張が強く、タフネスなイメージを想起させるSUVらしいデザインとなった。このデザインは2016年パリモーターショーでデビューしたコンセプトカー「CXPERIENCE」にインスパイアされ、2021年1月に日本で発売開始したNEW C3で初導入されたデザインコードで、これからのシトロエンのシグネチャーを象徴するものに位置付けされている。
中央のシトロエンマーク(ダブルシェブロン)からサイドに向かってV字状に伸びるクロームラインは、上がデイタイムライトへ、下はLEDヘッドライトへ繋がる。その下のグリルは内部ルーバーの縦方向のラインを強調した意匠とすることにより、よりボンネットの存在感を高めてSUVらしいタフネスを表現。フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーはより直線的なものとなり、モダンなSUVらしさを印象付けるものとなっている。
いっぽうでリアデザインは、これまでのテイストを継承したものとなっているが、リアクオーター部のベネチアンブラインド風の装飾に変更が加えられ、ブラックアウトしたルーフレールと相まって、全体的にシックな印象に仕立てられた。
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乗り心地を追求したアドバンストコンフォートシートの採用
インテリアの心地よさと実用性の高さを現代のクルマ作りにおける重要なテーマとしているシトロエンでは、今回のC3 エアクロス SUVにおいても、そのこだわりを追求。C5 エアクロス SUVやC3でも導入されたアドバンストコンフォートシートを同モデルでも導入し、クラス最高レベルの乗り心地、座り心地を目指した。このシートは、生地裏に特別なフォームを配して身体とシートの”当たり”感を改善したもので、厚さ15mmというボリュームで車体の微振動を吸収。ドライバーの疲労をやわらげ、さらにゆったりとしたサイズと身体保持能力により快適な運転姿勢を確保する。また、デザイン面では前席ショルダー部分のベージュのアクセントラインと、シェブロンを並べたような白いアクセントステッチを入れ、モダンでグラフィカルな居住空間を作り上げた。
温かみのあるインテリアと収納スペース拡充を実現
※写真は欧州仕様車。日本仕様は右ハンドル センターコンソール
リラックス感のあるデザイン性と実用性の高さにこだわったインテリアは、今回の改良でさらなるアップデートが図られた。インストルメントパネルにシート生地と同じ杢グレー(霜降りグレー)のファブリックを貼り込み、シートと統一された温かみあるインテリアを構成。Metropolitan Graphite(メトロポリタングラファイト)と名付けられた質感の高いカラーリングが居心地の良さと、シックで現代的な雰囲気を醸し出している。また、センターコンソール部ではクロームの装飾がアクセントに。パーキングブレーキの形状変更によって生まれたスペースには、2つのカップホルダーが新設された。
リアシートは6:4分割可倒式で、さらにスライドとリクライニングが可能。また中央席はセンターアームレストとしても使うことを可能としている。リアシートは左右独立で動かすことができ、双方を最大まで前方にスライドさせると、ラゲッジルーム容量は520Lに拡大。さらにリアシートを畳むことで、最大1289Lの容量を確保することができる。加えて、助手席を倒して約2.4mの長尺物を収めるスペースを作ることも可能としている。
ボディカラーは新色追加で全5色展開 グレードは単一展開に
ボルダイックブルー グリプラチナム ルージュペッパー カーキグレー ブランバンキーズ
エクステリアカラーも、デザインのアップデートにあわせて新色を追加。新色のグリーンがかったシックなカーキグレー、彩度の高いボルタイックブルーとルージュペッパーに、継続カラーのグリプラチナムとブランバンキーズを含めて全5色展開となった。また、ドアミラーおよびフロントスキッドプレート部、リアクオーターパネルステッカーのアクセントカラーのカラーパックは、ボディカラーによってブラックとホワイトが用意される。ブラックのカラーパックは、リアクオーターガラスにストライプ模様が施されるが、外側から見ると鏡面仕上げに、室内からはほぼクリアな視界が得られる特別なコーティングを採用しているのもポイントとなっている。
グレード構成は、SHINEのみのモノグレード展開に変更。パッケージオプションとして、新デザイン17インチアロイホイール(SHINEは新デザイン16インチアロイホイール)、グリップコントロール(ヒルディセントコントロール付き)、スノーフレークマーク付きマッド&スノータイヤ(ブリヂストンWEATHER CONTROL 215/50 R17)、パノラミックサンルーフ、LEDのフロント&リアシーリングランプ、HiFiスピーカーのセットが用意される。
悪路でも安心感のある走行性能
走行性能では、シトロエンが、ラリーフィールドで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版ともいえるグリップコントロールを採用。路面状況に合わせて様々なアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインの出力特性やブレーキを統合制御、タイヤのグリップの最大化とトラクションを最適化し、キャンプやスノーボード、スキー、サーフィンなどのアクティビティでの行動力をさらに高め、目的地までの悪路の移動における安心感を高める。
主要諸元&希望小売価格
モデル名 | NEW C3 AIRCROSS SUV | |
グレード | SHINE | SHINE PACKAGE |
全長 | 4160mm | |
全幅 | 1765mm | |
全高 | 1630mm | |
ホイールベース | 2605mm | |
車輌重量 | 1290kg | 1320kg |
ボディ | 5ドア SUV | |
ドライブトレイン | 1.2L 直列3気筒ターボ 96kW/5,500rpm(130ps) 230Nm/1,750rpm |
|
トランスミッション | 6速オートマチック EAT6 | |
価格(税込) | 2,935,000円 | 3,180,000円 |
※ボディカラー:カーキグレーは特別塗装色(有料オプション 24,800円)
※ボディカラー:ボルダイックブルー、ルージュペッパー、グリプラチナムは特別塗装色(有料オプション 49,500円)
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