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更新日:2021.11.11 / 掲載日:2021.11.11
スバル 新型BEV「ソルテラ」ワールドプレミア

スバルは11月11日、新型BEV「ソルテラ(SOLTERRA)」を世界初公開した。同モデルはスバルのBEVとして初のグローバル展開モデルで、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国等に導入を開始する予定となっている。
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“スバルらしさ”とBEVならではの新たな価値の共存

ソルテラは2019年9月、新たな業務資本提携を結んだスバルとトヨタが「もっといいクルマをつくろう」を合言葉に、共同開発がスタート。互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら開発が進められた。この開発にあたっては、今後スバルが生み出すBEVの礎として、現代社会においてBEVに求められる様々な期待を上回り、多くのユーザーに安心して選ばれる実用性を持ったクルマであることと、スバルのSUVとして、今までスバル車に慣れ親しんできたユーザーに“スバルらしさ”を感じてもらえるものにするという2つのテーマが掲げられたという。
ソルテラにはBEVならではの新たな価値と、スバルが長年にわたり培ってきた“安心と愉しさ”という価値が詰め込まれ、地球温暖化や気候変動という課題に向き合い、将来にわたって笑顔を作り続けていくための重要な一歩を担うクルマに仕上げられたとしている。
名称は、ラテン語の「SOL(ソル、太陽の意)」と「TERRA(テラ、大地)」を組み合わせた造語が由来で、自然との共生を深めたいという想いが込められている。
関連記事:スバル 2022年発売SUVモデルの新型EV名称「SOLTERRA(ソルテラ)」と発表
BEVらしさとSUVらしさをミックスしたエクステリア インテリアは開放的な空間を実現
エクステリアデザインは、スバルのSUVらしいダイナミックさと、BEVの先進性をミックスしたものに仕上げられた。シームレスな造形が目を引くヘキサゴングリルで、BEVらしいエネルギー効率の良さを表現。そのグリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーがSUVらしい力強さを主張している。

いっぽうのインテリアにも、SUVらしい開放感に新たな要素が加えられた。インパネ造形は高さを抑えることで、前方の広い視界に寄与。また、スバル初採用となるトップマウントメーターは、ステアリングホイールの上から見えるようインパネ上部に設置され、開放的な空間を実現している。
シフトはダイヤル式に トップマウントメーター サンルーフを開けるとより開放的な空間に
トヨタと共同開発のBEV専用プラットフォーム

プラットフォームは、トヨタとの共同開発で生まれた「e-Subaru Global Platform」を採用。Subaru Global Platformで培った知見にトヨタの技術がプラスされ、高い操縦安定性を確保するとともに、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応し、スバルらしい動的質感の高い走りを実現した。また、BEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載。そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と高いボディ強度・剛性を実現している。
新システムを採用したAWDシステム
AWD(全輪駆動)システムはBEVならではの特質を活かし、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。スバルが長年にわたって蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現する。
また、従来のスバルSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用した。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加することで、走破性をさらに強化している。
軽量化と高い衝突安全性能を両立
安全性においては、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現。万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収し、乗員の保護に加え、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器も守る。

主要諸元
FWD車 | AWD車 | ||
全長×全幅×全高 (mm) | 4,690×1,860×1,650 | ||
室内長 (mm) | 1,940 | ||
室内幅 (mm) | 1,515 | ||
室内高(mm) | 1,160(ノーマル/ソーラールーフ仕様) 1,145(ガラスルーフ仕様) |
||
乗車定員(人) | 5 | ||
ホイールベース(mm) | 2,850 | ||
最小回転半径(m) | 5.7 | ||
最低地上高(mm) | 210 | ||
車両重量(kg) | 1,930~ | 2,020~ | |
車両総重量(kg) | 2,205~ | 2,295~ | |
一充電走行距離(WLTCモード、日本国内向け基準)(km) | 530前後 | 460前後 | |
モーター
|
種類 | 交流同期電動機 | |
最大出力(フロント)(kW) | 150 | 80 | |
最大出力(リヤ)(kW) | – | 80 | |
最大出力(システム)(kW) | 150 | 160 | |
動力用電池
|
種類 | リチウムイオン電池 | |
総電力量(kWh) | 71.4 | ||
総電圧(V) | 355 | ||
AC充電器最大出力(kW) | 6.6 | ||
DC充電器最大出力(kW) | 最大 150 | ||
ステアリング | ラック平行式電動パワーステアリング | ||
サスペンション形式 [前/後] | ストラット式コイルスプリング/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング | ||
ブレーキ [前/後] | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク | ||
駆動方式 | 前輪駆動方式 | 全輪駆動方式 | |
ホイール | 18インチホイール | 18インチホイール 20インチホイール |
|
タイヤサイズ | 235/60R18 | 235/60R18 235/50R20 |
※数値は日本仕様、社内測定値
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