新型SUV「グレカーレ」　2022年春発表へ　マセラティ

　マセラティは現地時間の10月18日、新型SUV「グレカーレ」を2022年春に公開すると発表した。

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2021年11月発表予定を延期

　新型SUV「グレカーレ」は、2021年2月にイタリア・モデナで撮影されたプロトタイプの写真を公開。その後、2021年11月16日にイタリア・ミラノでワールドプレミアを行うことを大々的にアナウンスしていた。
　しかし、昨今の感染症流行の影響により、主要部品として必要な半導体が不足状態に。生産工程に必要な主要部品のサプライチェーンが中断する状況になったことを考慮するとともに、想定される世界的な需要に対し、適切な生産量を供給できないと判断して、新型車の発表も2022年春に延期するという決断に至ったとしている。

新型「グレカーレ」とは？　これまでの情報をおさらい

　新型「グレカーレ」は、マセラティとしては2016年発表の「レヴァンテ」に続く第2弾のSUVモデル。その名前は“イタリアに吹く北東の風”という意味に由来し、1963年発表の伝説的モデル「ミストラル」を皮切りに、ギブリ、ボーラ、メラク、カムジンと続く、風の呼び名を由来としたモデル名称の伝統を受け継いでいる事を強調。さらに、マセラティというブランドに新たな風を吹き込む重要な役割を担うという位置付けも与えられ、帆にその名前を掲げた「マセラティ マルチ70号」の姿を公開するなど、ワールドプレミアに向けたカウントダウンを大々的にアピールしていた。

　グレカーレには、コネクティビティやヒューマン・マシン・インターフェイスの分野で画期的なコンテンツが搭載されているという。

　今回の発表延期のアナウンスは、“マセラティでは、輸送業界全体を襲っている部品供給の問題に対し、今後も懸命に取り組んでいく。マセラティは成長を目的としたブランドであり、この姿勢は今後も変わらない。11月以降もグレカーレのエネルギーはとどまることを知らない”と力強いメッセージで締めくくられた。今後の進展に期待したい。

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