車種別・最新情報
更新日:2021.09.21 / 掲載日:2021.09.12

新型フォレスター詳報

6月に事前公開され注目を集めた新型フォレスターが正式発表!
機能や装備の拡充をともなう大幅改良ながら、価格上昇は2万2000円(スポーツのみ1万1000円)と最小限に留められている。
あらためて改良のポイントを中心に紹介しよう。

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ほぼ価格据え置きでスタイル&機能を アップデート!!

足回りの見直しで乗り心地の向上も

 アウトドア志向のレジャー&ファミリー用途の主流となるミドルSUVの基本ニーズに焦点を合わせて誕生したのがフォレスター。その特徴を強化するために、SUVのタフネスや可能性を予感させる外観の変更と、現行型登場から3年間の技術進歩を反映したアップデートが今回のMCである。

 技術的側面ではアイサイトの新世代化が注目点。より広角をカバーする新型ステレオカメラの採用など、レヴォーグのアイサイトと同様の技術を導入。ハンズオフ機能は非採用だが、衝突回避速度の拡大や右左折時衝突回避機能の追加に加え、従来機能も制御精度向上などの改善が施されている。

 走行ハードでは乗り心地向上のためサス&ダンパーの見直しと摺動抵抗軽減を実施。X-MODEの制御を改良するとともに40km/h以上の速度での解除を一時休止に変更。また、アクティブ変速制御をe-BOXER全車に拡大した。その他の機能ではドライバーモニタリングシステムにジェスチャーコントロールが付与された。

 スペックに著しい変化はないものの、いずれもSUV用途での信頼性を高める変更といえる。フォレスターらしくユーザーサイドに立った実践力重視のMCだ。

icon SUBARU 新型フォレスター

●車両本体価格:293万7000~330万円 ●発表日:8月19日

ロープ穴が追加されたルーフレールは新型の自慢のひとつ。Xブレイクに標準、他グレードにオプション設定だ。

SPECIFICATION

■車体寸法等(オプションを含まず)
●全長×全幅×全高:4640×1815×1715~1730mm ●ホイールベース:2670mm ●トレッド(前/後):1565/1570mm ●最低地上高:220mm ●車両重量:1570~1660kg ●乗車定員:5人 ●最小回転半径:5.4m ●タイヤサイズ:225/60R17(ツーリング/Xブレイク)・225/55R18(アドバンス/スポーツ)※Xブレイクとスポーツはオールシーズンタイヤ

ツーリング/Xブレイク/アドバンス
■e-BOXER
●駆動方式:4WD ●パワートレーン:1995cc水平対向4気筒DOHC直噴[FB20] ●エンジン最高出力・最大トルク:107kW(145PS)/6000rpm・188Nm(19.2kg・m)/4000rpm ●走行用モーター:交流同期電動機 ●モーター最高出力・最大トルク:10kW(13.6PS)・65Nm(6.6kg・m) ●トランスミッション:CVT ●燃料タンク容量:48L(無鉛レギュラーガソリン) ●WLTCモード燃費:14.0km/L

スポーツ
■1.8L直噴ターボ
●駆動方式:4WD ●パワートレーン:1795cc水平対向4気筒DOHC直噴ターボ[CB18] ●最高出力・最大トルク:130kW(177PS)/5200-5600rpm・300Nm(30.6kg・m)/1600-3600rpm ●トランスミッション:CVT ●燃料タンク容量:63L(無鉛レギュラーガソリン) ●WLTCモード燃費:13.6km/L

【NEW】アイサイトが進化/新世代カメラ&ソフトウェアを搭載

アイサイトはレヴォーグと同世代のシステムに。ただし電動ブレーキブースターや前側方レーダーは搭載せず、アイサイトXは設定されない。

検知の範囲と精度が向上。ステレオカメラは従来よりも広角化した新型を搭載する。

【NEW】「BOLDER」 デザイン/レヴォーグと同コンセプトに

レヴォーグも採用した「ボールダー」思想に基づき、フロントフェイスやアルミホイールがより力強いデザインとなった。

「BOLDER」は個性をより大胆に際立たせるスバルの新しいデザインコンセプトだ。

【NEW】CVTが高機能に/e-BOXERに「e-アクティブシフトコントロール」を標準搭載

コーナリング時にエンジン回転を維持し、脱出時にモーターで加速をアシスト。Xブレイク専用から採用拡大。

【NEW】ジェスチャーコントロールを採用/グーとパーで温度変更

ドライバーモニタリングシステムの追加機能。グーでエアコンの設定温度を下げ、パーで上げることができる。

グレードバリエーション&価格

icon ツーリング ●293万7000円

最も安価なベーシック仕様。上位グレード相当の装備の多くがオプションで選択可能だ。

icon Xブレイク ●308万円

オレンジの挿し色を特徴とするアクティブ志向のグレード。ルーフレールを標準装着。

icon アドバンス ●317万9000円

アイサイトセイフティプラスをはじめとする上級装備を標準装着する最上位グレード。

icon スポーツ ●330万円

1.8Lターボエンジンを搭載。余裕の走りを楽しめるスポーティ仕様で、装備内容も豪華。

装備&価格で選ぶ【ベストグレードは コレだ!!】

スポーツ ●車両本体価格:330万円

アウトドア趣味で選ぶならXブレイクが標準的な選択だが、オン&ラフロードでスバルの走りの楽しみと余裕を求めるならターボ車。

ボディカラー 全10色     ※★は3万3000円高

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●文:川島茂夫

提供元:月刊自家用車

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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