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更新日:2021.09.10 / 掲載日:2021.09.10
オペル 新型「コンボ-e カーゴ」を欧州で受注開始 EV仕様の商用コンパクトバン

オペル コンボ-e カーゴ
オペルは現地時間の9月9日、EV仕様の商用コンパクトバンの新型「コンボ-e カーゴ」について、欧州での受注を開始したと発表した。
同モデルは商用コンパクトバンの「コンボ カーゴ」をベースとしており、2021年1月に欧州で発表されていた。
価格は27,599ユーロ(約359万円)から。
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ベースモデルとクルーバン仕様の2タイプを用意

コンボ-e カーゴは、サイズの異なる2タイプを用意。
ベースモデルは全長4400mm、ホイールベース2785mmのサイズで、長さ3090mm/容積3.8立方メートルまでの荷物を積み込むことが可能。
クルーバンタイプは全長4750mm、ホイールベース2975mmのサイズで、長さ3440mm/容積4.4立方メートルまでの荷物の積載を可能としたほか、運転者を含めて最大5名までの搭乗が可能としている。
また、両者とも積載量は最大800kg、けん引力750kgで同等のセグメントではトップクラスの積載量となっている。
100kW(136ps)の電気モーター&50kWhのリチウムイオン電池を搭載

100kW(136ps)の電気モーターと50kWhのリチウムイオン電池を搭載するコンボ-e カーゴは、最大航続距離が275km、DC100kWの公共の充電ステーションでは約30分で80%充電が可能とし、欧州において都市部から郊外まで幅広く活用できる。
また、0-100km/h加速は11.2秒、最大速度は130km/hとなっているほか、高度な回生ブレーキシステムを備えて効率性を高めた。
安全性を向上させる装備も充実しており、ドライバーの眠気を知らせるアラートや交通標識認識機能、歩行者保護機能付き前方衝突アラートや自動緊急ブレーキなどを備えるほか、2つのカメラで後方と側方の視界を確保し右折時の自転車や歩行者との事故防止に効果をもたらすサラウンドリアビジョンを搭載する。
さらに、泥や砂、雪の中での作業に適応するワークサイトパックとインテリグリップ・エレクトロニック・トラクション・コントロール・システムもオプションで選択可能としている。
インフォテインメントシステムにおいては「マルチメディアラジオ」と「マルチメディアナビプロ」を搭載し、8.0インチの大型タッチスクリーンで操作可能。
Apple CarPlayおよびAndroid Autoとの連携機能も備えている。
今後、オペルでは商用バンの「モバノ」もEV仕様の「モバノ-e」としてリリースを予定しており、2024年までにオペルの乗用車および商用車の全モデルに電動化バージョンを導入するという計画を進めていくという。