車種別・最新情報
更新日:2021.08.30 / 掲載日:2021.08.30

今買えるワザアリモデル【3】コスパと魅力で選ぶ~ロッキー/ライズ/ハスラーほか~

販売中のモデルを対象に、コレ! という特徴のあるモデルをピックアップ。
パワートレーンや先進安全装備からコスパ度外視の一芸入魂モデルまで、バラエティ重視でお届けしよう。

何を買うにも予算は大事だが、低価格帯であっても、ほかとは違う魅力に着目して“いい買い物”をしたい。

【お手頃価格で手に入る“SUVのある生活”で選ぶ】DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

●車両本体価格:170万5000~236万7200円/167万9000~228万2200円
●発表年月(最新改良):’19年11月(’20年6月)/’19年11月(未実施)

現実はもっぱらタウンユースでも、クルマ遊びへの可能性が価値になる

  • ●DAIHATSU ロッキー

  • TOYOTA ライズ

 どう位置付けるかが難しいモデルである。スモール&コンパクトのSUVでも最小クラス。安くて当然とも言える。しかし、キャビンスペースは1.3Lクラス以上と比較しても遜色なく、開放感も高いので実用性も良好。1Lターボと硬めのサスチューンもあって運転感覚はホットハッチ風。ハードクロカンは荷が重いが、小型の車体もあって悪路対応の車体寸法は確保。RAV4アドベンチャーにも似たロッキーの外観もそれらしい。クルマ趣味やSUVの付加価値を乗せると買い得感も大幅アップ。販売台数を見ればどこに着目しているかは一目瞭然だが、SUVが必要でないユーザーでも何かと色々と楽しめそうと思えるのがロッキーの見所と言えよう。

キビキビ走れるパワートレーン

ダイハツ最新のDNGAシャシーに1L3気筒ターボ&ギヤ併用のD-CVTを搭載。出力&トルクは軽ターボの約5割増、燃費は1割ダウンといったところだ。

先進装備でドライバーをサポート

ライズX以外は衝突回避支援等を含むスマアシが標準。上位グレードはLKCやACC、ADBを搭載、RCTAや駐車支援も設定あり。

見た目も機能も“SUVらしさ”をプッシュ

SUVらしさはレジャーに映えるボクシーなフォルムだけではなく、ブレーキ協調制御のダイナミックトルクコントロール4WDを用意。

まさに “ジャスト”な サイズ感

コンパクトな車体で小回り性能もバツグン。入り組んだ市街地や狭い林道など、緊張感の高まる場面でのストレスを低減してくれる。

■車体寸法
全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm
最低地上高:185mm
最小回転半径:4.9~5.0m

ダイハツのお家芸! 空間効率が◎

苦もなく4人乗りをこなしつつ、2段デッキボードでアレンジ可能な荷室をしっかり確保。さすが「小は大を兼ねる」のダイハツだ。

【“人気のクロスオーバーSUVを軽規格で”で選ぶ】SUZUKI ハスラー

●ハスラー(左)/●ワゴンR(右)

●車両本体価格:136万5100~182万3800円
●発表年月(最新改良):’19年12月(未実施)

軽ハイトワゴンのユーティリティとSUVの遊び心が融合

 「遊びに使う」と「遊び心」のふたつの「遊び」がハスラーの特徴だ。同車のパッケージングはハイト系軽乗用とほぼ等しく、高い室内高を活かした広いキャビンは居住性だけでなく、積載性や車内作業などの実用的メリットをもたらしている。遊び心のほうはハードクロカンにもプレミアムにも媚びずに独特な愛らしさを備えた外観。ハードクロカンに関しては同社にはジムニーがあり、その棲み分けにもなっている。SUVの外観を楽しむタウンカーとして選んでもいいし、軽のレジャーワゴンとして選んでも悪くない。なお、4WDシステムは軽乗用では標準的なVCU式を採用するが、グリップコントロールやスノーモードで踏破性の向上を図っている。

ワゴンR譲りのパッケージングがレジャーユースを後押し

使い倒してナンボのワゴンRのユーティリティ&積載性を基本に、防汚タイプの荷室床&後席背面&アンダーボックスを採用し、荷室フックを追加している。

SUV的な設計と装備が安心を生む

こすらず当たらずの車体設計は実用と心理の両面でストレスを低減。急坂や未舗装路、雪上も安心して走行できるように各種のサポート機能を備える。

【クラスの水準を超える先進装備と走りの質感で選ぶ】HONDA N-WGN

●車両本体価格:129万8000~182万7100円
●発表年月(最新改良):’19年7月(未実施)

費用対効果が高い軽ハイトワゴンを代表する一台

 スライドドアの採用で価格も1ランクアップのスーパーハイト系に対し、標準ドアタイプで価格的にも手頃なのがハイト系。費用対効果を重視したダウンサイジングにも最適だ。そのハイト系を代表する一車がN-WGNである。広々室内や多彩な積載性もセールスポイントだが、ダウンサイザーが注目すべきはシャシー性能とホンダセンシングだ。現行モデルへのFMCではプラットフォームを一新。不要な揺れを抑えた落ち着きある乗り心地や高速コーナリングでの安定性などいずれも軽の水準を超える。停止保持機能付ACCや走行ライン制御型LKAなど運転支援機能は上級クラス相応。走りの質と安心感の高さで上級からのグレードダウン感が少ない。

構造&制御の改善で走りをアップデート

●ブレーキ操作ステップダウンシフト作動

  • ●横力キャンセルスプリング

  • ’17年のN-BOXから新世代となったNシリーズは安心&安定の走りが特徴のひとつ。N-WGNはサスやシフト制御の改善によって気持ちのいい走りをさらに前進させている。

ホンダセンシングの機能が向上

  • ●渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

  • ●LKAS(車線維持システム)

必要度の高いACC+LKASを搭載。ACCは停止保持まで可能な渋滞追従機能付きだ。また、横断自転車認識(ホンダ初)や進化した夜間歩行者認識など、基本性能も向上。している

  • 電子制御パーキングブレーキ(EPB)をNシリーズとして初採用。

●文:川島茂夫

提供元:月刊自家用車

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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