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更新日:2021.07.28 / 掲載日:2021.07.28

マクラーレン 新型コンバーチブル「765LT スパイダー」発表 世界限定765台生産

マクラーレン 765LT スパイダー

マクラーレン 765LT スパイダー

 マクラーレン・オートモーティブは7月27日、新型コンバーチブルの「765LT スパイダー」を発表した。
 最高出力765PS、最大トルク800Nmを誇る4.0リッターのツインターボ・マクラーレンV8を搭載するマクラーレン史上最もパワフルなコンバーチブル・スーパーカーで、世界限定765台生産、日本価格は4950万円(税込)でオーダーを受け付けている。

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“マクラーレン史上最もパワフルなコンバーチブル・スーパーカー”が魅せる爽快な走り

  • マクラーレン 765LT スパイダー(遠景1)

  • マクラーレン 765LT スパイダー(遠景2)

 今回発表されたのは、昨年発表され完売となった765LTクーペのスパイダーモデルで、LTは「ロングテール」を指す。
 “マクラーレン史上最もパワフルなコンバーチブル・スーパーカー”の謳い文句通り、最小限の車重やサーキット志向のダイナミクス、最適化されたエアロダイナミクスに加えて、クーペバージョンが誇るクラストップの性能をすべて備えるモデルとして開発された。

 ダイナミクスとエアロダイナミクスに関してはクーペのDNAを引き継ぎつつも、構造的な妥協を排し、クーペモデルと比べて重量の増加は主にリトラクタブル・ハード・トップとその作動メカニズムによる49kgに抑えられた。
 そのリトラクタブル・ハード・トップはカーボン・ファイバー製の電動式を採用し、11秒でオープントップ走行が可能、走行中においても50km/hまでは作動できる。

 4.0リッターのツインターボV8エンジンによるパフォーマンスは最高出力765PS、最大トルク800Nmを発生、0-100km/h加速は2.8秒、最高速は330km/h(205mph)に達する。

 マクラーレン・オートモーティブ製品戦略ディレクターのジェイミー・コストーフィン氏は「マクラーレンのロングテールでは、驚異的なパフォーマンスだけでなく、ドライバーが最高レベルの一体感を味わえるよう設計・開発がなされています。765LTのクーペは、ドライバーとマシンの一体感を最大化する点で新たなベンチマークを打ち立てました。これをベースにしたスパイダーでは、オープンエア・ドライビングがさらなる魅力として加わり、チタン製エグゾーストの刺激的なサウンドをダイレクトに味わえます。電動リアウィンドウもあるので、リトラクタブル・ハード・トップを閉じているときも、この喜びを楽しめます」と、765LTスパイダーが演出するドライビングエクスペリエンスに太鼓判を押す。

マクラーレンならではの魅力を高める設計

マクラーレン 765LT スパイダー(リア)

 スパイダー・バージョンに採用されたカーボン・ファイバー製モノケージII(通称「モノケージII-S」)は、クーペ用モノコックと並行して開発されたもので、ウィンドスクリーン・サラウンドを含めたほとんどの構造部を共有。
 リアにはカーボン・ファイバー製の支持構造をシャシーに接着接合し、横転時の保護機能も果たす。

 リトラクタブル・ハード・トップは、パネル内部にカーボン・ファイバー製フレームがあり、閉じると総カーボン・ファイバー製のセルを形成、一体型パネルで中央の継ぎ目がないため、頭上スペースの拡張化を実現した。
 また、ルーフパネルの全長が伸びたため、Aピラーの頂点が前方に移動し、広々とした印象が強まったほか、乗降性も高められている。

 クーペと同様に高度な空力パッケージを擁し、あらゆる側面でクーペに匹敵する並外れた空力パフォーマンスを備え、720S Spiderを25%上回るクラストップのダウンフォースを発生、公道走行時においてもいっそう強い没入感を味わえる乗り味を実現した。
 そして4本出しのチタン製エグゾースト・システムから放たれるサウンドも、ドライバーとの一体感をより高めるものとなっている。

主要諸元

■エンジン仕様:M840Tエンジン、4.0リッター、ツインターボV8、3994cc
■ドライブトレイン・レイアウト:縦置きミッドシップ、後輪駆動
■最高出力(bhp/kW)/rpm:765PS(755/563)/7,500rpm
■最大トルク(lb ft)/rpm:800Nm(590)/5,500rpm
■トランスミッション:7速SSG、モード:コンフォート、スポーツ、トラック
■ステアリング:電動油圧式、パワーアシスト付き
■シャシー:カーボン・ファイバー製モノケージII-Sモノコック、フロントおよびリアにアルミニウム製クラッシュ・ストラクチャー
■サスペンション:独立式アダプティブ・ダンパー、アルミニウム製ダブル・ウィッシュボーン、プロアクティブ・シャシー・コントロールII(PCC II)、モード:コンフォート、スポーツ、トラック
■ブレーキ:カーボン・セラミック製ディスク(フロント:390mm、リア:380mm)、鍛造アルミニウム製ブレーキ・キャリパー(フロント:モノブロック6ピストン、リア:4ピストン)
■ホイール: フロント:9J x 19、リア:11J x 20
■タイヤサイズ: フロント:245/35/R19 93Y(XL)、リア:305/30/R20 103Y(XL)
■全長×全幅×全高:4,600mm×2,161mm×1,193mm
■ホイールベース:2,670mm
■最軽量乾燥重量:1,278kg
■荷室容量:フロント:150L、トノー下:58L

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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