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更新日:2021.02.25 / 掲載日:2021.02.24

オーテック[AUTECH]最新モデルの魅力

 「プレミアムスポーティ」をキーワードに掲げるオーテックのカスタムカーは、よりエキサイティングなニッサン車を求めるファンから圧倒的な支持を受けている。青く澄んだ海と空、爽やかな風をデザインモチーフにした湘南発のONLY ONEの個性たち。その魅力をお届けしよう。

クルマが好きな大人を刺激する[AUTECH]ブランド

 スカイラインGT‐Rの生みの親であり自動車業界の伝説、桜井眞一郎氏が初代社長を務め、ニッサンの特装車開発製造メーカーの礎として誕生したのがオーテック・ジャパンである。現在、オーテックによって生産(改造/架装)されるモデルは多岐にわたる。「アーバンクロム」シリーズや「ライダー」シリーズ、「ボレロ」シリーズが有名だが、ライフケアビークル(福祉車両)や道路公団パトロールカーなども手がけている。
 2017年からはニスモのコンプリートカー企画開発部門を統合し、ニスモカーズ事業部としている。ただし、開発については設計面の交流はあるものの、原則的に独立して運営されている。これによりオーテックのコンプリートカーブランドはオーテックとニスモの2系統を軸に展開していることになる。となれば気になるのはふたつのブランドの棲み分けだ。
 ニスモについては従来路線のまま。モータースポーツを背景にした良質なスポーツ性がセールスポイント。一方、オーテックは創業の地である茅ヶ崎をイメージした湘南ブルーをテーマカラーに、スポーティやエレガント、上質さなどを訴求点としている。赤をイメージカラーとするニスモが「ホット」ならオーテックは「クール」といった感じだ。現在ラインナップする5モデルはいずれもシックな内外装を採用し、落ち着きのある上品かつラグジュアリーな雰囲気で共通している。
 グレード展開から選ぶだけでは物足りない。自分らしいプレミアムを付加したいからオーテック・ジャパン、ならば青と赤どちらがお好みか? 大人のクルマ趣味が刺激されるブランド展開である。

●キックスAUTECH

 外観はメタル調フィニッシャーや専用アルミホイール、専用シグネチャーLEDなどを採用。SUVのイメージを壊さずオンロードスポーツの雰囲気を漂わせる。内装はブルー/ブラックコンビの人工皮革を用いたシートやステアリングを採用。ブルーのステッチやオーテックの刺繍により特別仕立てのプレミアム感とシックな大人味が特徴。ベースが実用志向のコンパクトSUVとは思えない車格感だ。
●価格:311万4100円

落ち着きのあるダークブルー×ピュアブラックの専用ボディカラーと、専用メタル調フィニッシュなどがワンランク上の存在感を演出。品の良さを感じさせる佇まいだ。

専用メタル調フィニッシュはフロントに加え、サイドやリヤ、ドアミラーに施される。深いブルーのボディカラーとのコントラストが美しい。

専用本革巻きステアリングやインパネのソフトパッドなど各所に施されたブルーステッチがプレミアムな上質感を漂わせる。

  • 見る角度によって表情を変えるダーククロームカラーのグリルフィニッシャー。AUTECHエンブレムはフロントとリヤに装備。

  • ダークメタリックペイント仕様の17インチアルミホイールは専用アイテムだ。スポーティに足元を引き締めている。

ブルーとブラックのコンビレザレットシートもオーテック仕様専用アイテム。フロントシートバックにはAUTECHの刺繍が入る。海の波を感じさせるシート座面のデザインにも注目だ。

●ノートAUTECH

 内外装は他のオーテック仕様に倣った仕立て。外観は悪目立ちせず、それでいて特別仕立ての存在感を主張。内装は本革の風合いを模した人工皮革と丁寧な縫い目が目を引く。豊かな時間を過ごす寛ぎの演出が巧みだ。ベース車との価格差は約32万円となるのだが、ベース車にセットOPの本革シートは33万円強。装備内容のコスパ面でもベース車と大差なく、プレミアムを求めるならかなり魅力的。
●価格:250万4700~276万3200円

オーロラフレアブルーパール×スーパーブラックの専用2トーンボディカラーと専用メタル調フィニッシュが大人っぽい印象だ。

専用本革巻きステアリングやインパネ下方のダークウッド調フィニッシャーなどで新型ノートのインテリアをさらに上質に。

ブルーとブラックのコンビレザレットシートは上質な仕上がりが魅力だ。AUTECHの刺繍がスペシャル感を演出する。

  • 専用となるアルミホイールは16インチ仕様。キラリと煌めく切削光輝仕上げで足元を上品にドレスアップ。

  • 凝った造形のフロントグリルはノートオーテック専用だ。輝くドットパターンは海の白波からのインスピレーションだという。

●セレナAUTECH

 オーテック仕様らしい内外装に加えパワートレーンやサスにも手が入っている。動力性能面では初期加速を強化して加減速のメリハリを出している。穏やかな走りでのコントロール性もいい。フットワークはしなやかなストローク使いで負荷変動を往なし、高速コーナリングでの優れた安定性と操縦性を示した。装着タイヤは異なるが、サスチューニングは以前ラインナップにあったニスモ仕様と共通とのこと。良質なツーリングミニバンだ。
●価格帯:322万5200~419万2100円

エクステリアは当然だが、走りのためにフロント、センター、リヤのボディ各所や足回りも強化。乗ればその違いはすぐわかる!

シートやステアリング、各部のトリムやインパネのソフトパッドなどインテリアもオーテック仕様専用となっている。

●エクストレイルAUTECH

 最低地上高はベース車と同じ205mm。オーテック仕様らしいノーブルな内外装。高速や山岳路向けの安定性とコントロール性の向上狙いかと思って走らせると、予想外にスポーティな特性。ザックス製ダンパーで引き締められた専用サスに標準系からインチアップした225/55R19を履くせいもあって硬めの乗り心地に操舵追従のいい操縦性。ファミリー&レジャーにはハードすぎる気もするが、クールな顔してホットな走りに惹かれてしまう。
●358万4900~412万5000円

メタル調フィニッシャーがスポーティな印象のエクステリア。専用のデュアルエキゾーストマフラーがスポーティムード満点!

ブルーのAUTECH刺繍が目を引くブラックレザーシート。レザー調インストパネルやステアリングなど専用アイテム満載だ。

●文/川島茂夫 ●写真/澤田和久

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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