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更新日:2020.07.27 / 掲載日:2020.07.27
TOYOTA 新型ハリアー パーフェクトファイル

TOYOTA 新型ハリアー ●発売日:6月17日 ●価格帯:299万~504万円 ●問い合わせ先:0800-700-7700
かねてから登場が予告されていた新型ハリアーが、ついに正式発売。流麗なシルエットや奢った装備&機能など、日本を代表するプレミアムSUVの最新モデルにふさわしい内容が注がれているようだ。歴代モデルはいずれも大ヒットを飛ばしているが、4代目となる新型も日本中のファンたちから熱視線を浴びるのは間違いなさそうだ。
都会派SUVに求められる 要素を重点的に強化し誕生
6月17日に正式発売がスタートしたハリアー。初代/2代目はプレミアムクロスオーバーSUVの先駆者「レクサスRX」の日本向けモデルだったが、先代となる3代目は日本専用モデルとして再出発。「ちょっと背伸びをすれば手が届く」憧れの一台として、 最後まで好調なセールスを続けていたのはご存じのとおりだ。 4代目となる新型は先代のコンセプトを継承しながら、エクステリアはよりスタイリッシュに、インテリアはよりプレミアムにアップデートされている。RAV4譲りの基本性能の高さにハリアー独自の乗り味をプラスするなど、キャラクターがより明確になった。 その理由はなぜか? それは「RAV4との2トップ体制」である。実は先代はハリアーのみ(RAV4は4代目未導入)でトヨタのミドルクラスSUVラインナップをカバーするため、このクラスに求められる様々な要件を盛り込まれていたが、逆を言うと欲張りすぎて中途半端な部分も多かった。 しかし、RAV4が「SUVの直球勝負」というコンセプトを掲げて日本に再導入されたことで、ハリアーは「都会派SUV」と言う独自のポジションに特化することができたのだ。 ハリアーのチーフエンジニアである佐伯禎一氏は、RAV4のチーフエンジニアも務めるが、「トヨタミドルクラスSUVはシリーズで戦います。そのため、各々のキャラクターの棲み分けをシッカリと行なっている」と語る。 ちなみに先行予約の時点で受注は好調。すでに納期が10月以降と言う組み合わせもあるという。フルモデルチェンジで値上げするモデルが多い中、価格は先代とほぼ同じ。進化や内容を考えたら実質値下げと言ってもいいかも、である。