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更新日:2018.11.24 / 掲載日:2018.05.18
【2018年5月】ボーナス商戦直前 トヨタC-HR購入直前購入ガイド

まずはC-HRのラインナップをチェックしつつ、基本性能をおさらい

ハイブリッド車
2016年末に鮮烈デビューを果たしたトヨタ自慢のコンパクトSUV。トヨタ「TNGA」の技術がふんだんに盛り込まれており、パワートレーンやシャシー&足回り、先進安全装備に至るまで、最新が惜しみなく注がれている。パワートレーンは1.2L直噴ターボと、1.8LNA+THS2のハイブリッドを設定。なお駆動方式はデビュー当初は、ターボは4WD車のみ、ハイブリッドはFF車のみという構成だったが、2018年5月の一部改良で1.2LターボにFF車を追加。グレード体系もシンプルで、ベーシックなS系と上級装備が備わるG系の2つのみの設定だったが、すべての光源をLED化した大型ヘッドランプ(オートレベリング機能付Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDデイライト)を新たに標準装備(S /S-Tを除く)とした「LED Package」をS-TとSグレードに設定した。

ハイブリッド車
SUVパッケージングを活かしたエキセントリックな外観が最大の特徴。特にハイブリッド車は、プリウスのスペシャリティカー仕様ともいえるキャラを持つ。その分、後席の設計はさほど重視しておらず、居住性や積載性はレジャーワゴンと考えても不足気味。ただし、秀逸な足回りが生み出す軽快なフットワークは、その弱点を我慢できるほどの魅力的だ。経済性と走りの楽しみ。この2つを狙うユーザーにはぴったりのモデルだ。
ツートーンのボディカラーも2017年夏に追加で設定されるなど、エクステリア関連のアップデートも積極的。流れるようにウインカーが点滅するBi-Beam LEDヘッドランプを筆頭に魅せる装備の充実ぶりも見逃せない。

ガソリン車
ガソリン車

ツートーンボディカラー

ハイブリッド車
シートやインパネまわりも車格以上の仕立てだが、Gになるとさらにパワーアップ。内装パネルが金属調+ソフト塗装になり、シート表皮も上級ファブリックに変更。さらには本革シートをOPで選択できるようになる。クーペさながらのスタイリングの代償は、ユーティリティに多大な影響を与える。後席やラゲッジは、お世辞にも使いやすいと言えないレベル。C-HRを検討する際は、この問題をどう考えるかが重要だ。

ハイブリッド車
乗った印象は目線の高いスポーティハッチ。抜群のシャシー性能と秀逸な足が生み出す走りは、SUVの次元を超えた印象すら覚えるほどだ。ただ、パワートレーンは非力感が否めない。登坂路や高速追い抜きなどで、もう少しパワフルさがあればと感じてしまうことも多い。
先進安全&運転支援装備の充実も見逃せない。ミリ波レーダー+カメラ式のセーフティセンスPは全グレードに標準装備されるので、Sでもクラス平均以上の機能を持つ。エマージェンシーブレーキは、車両に加えて歩行者にも対応。ちなみに上級グレードのGは、後側方検知機能を持つブラインドスポットモニターなども標準。安全に妥協をしたくないならばGを選ぶのが鉄則だ。
1.8Lハイブリッド
1.2Lターボ

値引き攻略法! 5月に一部改良して「新型」として売っているが、値引き条件はさほど引き締めていない。現状では値引きの合計が25万円になったら合格!

発売以来、好調な売れ行きをキープし、SUVの販売台数ランキングではナンバー1を続けている。もっとも、発売から1年半を経過し、新型効果が薄れてきたせいか、以前ほどの勢いはない。トヨタのセールスマンによれば「去年はバックオーダー(受注残)を抱えていたため、お客に『納期が数か月かかります。早く注文しないと納車がどんどん遅れます』といえば、並クラスの値引き条件でもすぐに契約してくれた。しかし、最近は楽な商売ができなくなっている。他社のライバル車との競合もエスカレートしているし、4系列すべてで取り扱っているためトヨタ同士の争いも激しい。値引き条件は大きく緩んでいるので、お客にとっては割安な購入をするチャンスだ」とのことだ。
以前は「車両本体から7~8万円引き+付属品割引10%程度」で契約しているユーザーも目立ったが、昨年の年末商戦あたりから全国的に緩み始めた。今年の年度末決算キャンペーンでは車両本体と付属品の値引き合計が20万円をオーバーする例が目立ってきている。5月に一部改良して「新型」として売っているが、値引き条件はさほど引き締めていない。現状では値引きの合計が25万円になったら合格。付属品をたっぷり付けて購入するなら30万円超を狙いたい。競合させると効果が得られるライバル車は幅広く存在する。真っ向からぶつかるのはヴェゼルとCX-3、スバルXVで、トヨタだけでなく、マツダとホンダ、スバルのセールスマンも強敵として意識している。したがって競合させると大いに有効だ。
また、新たに登場したエクリプスクロスをぶつけていくのもいいし、近々、発売される新型フォレスターにも強く反応するだろう。この2車をぶつけるときは「やはり新型は魅力的だ。C-HRはあちこちで見かけるので新鮮味がなくなっている。でも、値引きしだいでは本命に浮上する」などとやるといい。
なお、上級グレードを狙うならエクストレイルとCX-5も効果的だ。序盤から中盤戦は上記のライバル車を競合させて「そろそろ最終商談を仕掛けよう」となったら、トヨタ同士の争いで決着をつけること。前述のようにC-HRはトヨタ販売店4系列すべてで取り扱っているので、“同士討ち”にもち込みやすい。なかでもカローラ店とネッツ店が攻めやすく、値引き条件が大きくなりやすいという傾向があらわれているが、一概にはいえないのでトヨタ店とトヨペット店とも商談してみることをお勧めする。
提供元:月刊自家用車