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更新日:2021.01.08 / 掲載日:2018.02.23

ジャガー最小SUV「Eペイス」はビッグヒットを予感させるベイビージャガー

ジャガー Eペイス ファーストエディション 2.0L D180

文と写真●ユニット・コンパス

 動物の子供が持つ愛くるしさは格別で、思わず目尻が下がってしまうもの。だが、こちらの「ベイビー」は、思わず胸が高鳴り、ワクワクした気持ちにしてくれる魅力の持ち主だ。

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2017年2月22日に東京六本木のナイトクラブ1 OAK TOKYOにて、新型モデルであるコンパクト・パフォーマンスSUVのジャガー Eペイスを発表した。スポーツカーのデザイン、ドライビングパフォーマンスにゆとりある室内空間と実用性を兼ね備えたSUVで、価格は451万円から759万円。登壇した代表取締役社長のマグナス・ハンソンは、次のようにスピーチを行なった。

「ここ数年、ジャガー・ランドローバーは前代未聞の積極攻勢に出ています。数多くのニューモデル投入に加え、日本における全モデルにディーゼルエンジンを搭載しました。新生ジャガーをもたらした1台であるFペイスは、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞するなど大変な高評価をいただき、ブランドにとって最速ペースで販売台数を伸ばしています。このように拡大を続けているジャガーではありますが、引き続きスポーツカーらしさ、抜群のデザインとスタイリングといったジャガーらしさを守り抜くことを約束します。そして、もう間もなく最初のエレクトリック・パフォーマンスSUVであるIペイスが披露されます。さて、本日の主役であるEペイスについて、私たちは『ベイビー・ジャガー』と呼んでいます。これにはふたつの意味があります。まずひとつ目がコンパクトであること。そして、ふたつ目が新たに誕生したジャガーであるということです。コンパクト・パフォーマンスSUVとして誕生したEペイスは、日本市場にぴったり。EペイスもFペイス同様に成功すると確信しています」

コンパクトなボディにジャガーらしさを凝縮したスタイル

 レーザー光線によって表現された檻から解き放たれるように登場したEペイスは、まさにジャガーらしさをコンパクトなボディに凝縮させたエクステリアの持ち主。その顔つきは同ブランドのスポーツカーであるFタイプをイメージさせるもので、ジャガーらしさがひと目で伝わってきた。ボディサイドにははっきりとしたプレスラインが流れ、クーペライクなルールラインと合わせて、グラマラスさと野生動物のような引き締まったスタイルを思わせる。
 また、「ベイビージャガー」にちなんだディテールもちりばめられており、ドアミラーに内蔵された足元を照らすアプローチライトやフロントウインドウの隅には、ジャガーの親子をモチーフにしたグラフィックが施されるなどの遊び心も。
 ジャガーらしさを強調しながらも、フレンドリーでポップなテイストが加えられたのは、これまでの顧客だけでなく、幅広いユーザーをターゲットにしているから。Eペイスのボディサイズは、全長×全幅×全高が4410×1900×1650mmと、Fペイスの4740×1935×1665mmに対してひとまわり小柄に設定。とくに全長は約4.4mとコンパクトで、日常での取りまわし性が高められていおり、従来よりも多くの女性ユーザーを獲得しそうだ。

  • フロントウインドウの「ジャガー親子」

20機種以上の豊富なラインアップ。2018年モデル限定車も登場

 そして多彩なライフスタイルに対応する非常に豊富なラインアップを用意しているのもEペイスの特徴。
 まず、グレードは標準モデルとスポーティな「R-DYNAMIC」の2種類が存在し、それぞれで2種類のガソリンエンジン(250馬力仕様、300馬力仕様)とディーゼル(180馬力仕様)が選択可能。そしてさらに装備レベルが「S」、「SE」、「HSE」と3種類。期間限定車を含み24機種がラインアップされているのだ。11色用意されたボディカラーやオプション装備を組み合わせると、そのバリエーションはさらに広がる。一方で、2018年モデルのみの展開ではあるが、ジャガー・ランドローバーがオススメする装備を組み合わせた「FIRST EDITION」も用意されている。

 メカニズムは、エンジンが全3種類で、2L4気筒ターボのガソリンまたはディーゼル。組み合わせられるトランスミッションはジャガー初となる9速ATだ。駆動方式は全車が4WDとなるが、300馬力仕様にはさらに「アクティブ・ドライブ・ライン」を標準装備。これはトルクをシチュエーションに合わせて前後輪に配分するシステムで、ドライ路面ではまるで後輪駆動のような俊敏で気持ちのいい走りを実現しながら、前輪がスリップするなどAWDが必要となった際には瞬時かつ最適なトルク配分を行い、安定した走りを提供するという。

 インフォテインメントについても最新のテクノロジーを投入。タッチ操作可能な10.2インチスクリーンを採用した「InControl Touch Pro」には通信機能が導入されており、スマートフォンのアプリを介して車両から離れた位置からでもドアの解錠・施錠、エアコン操作、緊急時のSOSコールなどが行えるようになっている。また、ナビゲーションや電話、エンターテインメントなどの情報をメーター上に表示する「インタラクティブドライバーディスプレイ」や「ヘッドアップディスプレイ」といった最新のインターフェイスも採用。安全装備や運転支援についても緊急ブレーキを筆頭に、レーンキープアシストやクルーズコントロール、ドライバーの疲労状態を検知し休憩を促すドライバーコンディションモニターなど多種多様な装備を取り揃えた。
 
ジャガー Eペイス ファーストエディション 2.0L D180(9速AT)

全長×全幅×全高 4410×1900×1650mm
ホイールベース 2680mm
トレッド前/後 1635/1640mm
車両重量 1920kg
エンジン 直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量 1999cc
最高出力 180ps/4000rpm
最大トルク 43.9kgm/1500-4500rpm
サスペンション前/後 ストラット/リンクストラット
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/45R20

販売価格 451万円~759万円(全グレード)

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グーネットマガジン編集部

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