メルセデスが2018年の計画を発表。美しき4シーターオープン新型Eクラス カブリオレも公開

　2018年は、2017年の販売台数を超えることを目標に、さらなるラインアップの拡充や同社がモットーとする「ベストカスタマーエクスペリエンス」の充実を図ると発言。具体的には、燃費改善と快適性向上に寄与する「ISG（インテグレーテッドスタータージェネレーター）」搭載モデルや新型CLS、新型Gクラスといったニューモデルを10車種以上を投入する予定であることを明らかにした。また、顧客満足度を高める取り組みの一環として、新車購入時から半年以内にニューモデルが登場した場合に、最低限のコストでの乗り換えを実現する「サティスファクション・プラス」を導入。「Mercedes　me　connect」には新機能が追加されるとともに、未搭載モデルへの後付け用アダプターについても発売を予定している。また、「メルセデス・ケア」加入期間中、好きなメルセデスを無料レンタルできる「シェアカー・プラス」といった意欲的な取り組みについても明らかにされた。

　そして、メルセデスブランドの中核をなすEクラスに追加された「Eクラス カブリオレ」についても発表が行われた。Eクラス カブリオレは、1991年に初代モデルが登場した高級4シーターカブリオレで、流麗かつスポーティなエクステリアに、セグメントトップクラスの安全性と快適性を実現したというモデル。ボディサイドの高い位置を通るベルトラインやサッシュレスドアといった伝統のスタイリングを継承しながら、ダイヤモンドグリルとパワードームを備えたボンネットでスポーティな性格を強調。すっきりと水平に伸びる2分割構造のLEDリヤコンビネーションランプもスタイリッシュだ。

　新型では乗員4名すべてが快適なオープンドライブを過ごせるように室内空間を拡大。とくに後席のレッグスペースは従来型比で+44mm、ルーフトップを閉めた際のショルダールームも+14mmと大幅に改善されている。さらに、オープンドライブ時には、フロントウインドウ上部のウインドディフレクターとドラフトストップから構成される「エアキャップ」が空気の流れを上方に跳ね上げるとともに、後方からの風の巻き込みを低減する。
　そのほか、新型Eクラス カブリオレには、高速道路上での自動車線変更を実現する「アクティブレーンチェンジアシスト」やドライバーが意識を失った際に、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」などの先進装備を採用。「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償で提供するテレマティクスサービス「Mercedes　me　connect」も付帯される。ラインアップは2L直4ターボの「E　200　カブリオレ」、「E　200　カブリオレ スポーツ」、3LV6ツインターボの「E　400　4MATIC　カブリオレ スポーツ」の3モデル。価格は735万円から1113万円。

メルセデス・ベンツ E　400　4MATIC　カブリオレ スポーツ（9速AT）
※欧州参考値

全長×全幅×全高　　4853×1860×1429mm
ホイールベース　　2873mm
エンジン　　V型6気筒DOHCツインターボ
総排気量　　2996cc
最高出力　　333ps／5250-6000rpm
最大トルク　　48.9kgm／1600-4000rpm
ブレーキ前後　　Vディスク
タイヤ前・後　　245／40R19・275／35R19

販売価格　　735万円～1113万円（全グレード）