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更新日:2018.11.07 / 掲載日:2018.01.12
GLC63シリーズが登場! 510馬力のV8ツインターボユニットを搭載

メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+ エディション1
文と写真●ユニット・コンパス
2018年に50周年という特別な年を迎えるAMG。2017年は世界で33%増の13万台以上、日本でも21%増の約6800台を販売するなど絶好調。ちょうどいまから1年前となる、2017年1月に世界初のAMG専売店として開設した「AMG東京世田谷」には4500名を超える来場者があったという。AMG販売好調の要因を、「AMG 43シリーズ」の拡充とSUVモデルの展開によるとメルセデスでは分析。AMG 43シリーズは、V6ツインターボエンジンを搭載することでそれまでのAMGモデルに比べてリーズナブルであり、なおかつ高性能なオンロード系4WDシステムである「AMG 4MATIC」を採用することも人気の理由となっている。一方で、「AMG東京世田谷」のみで受け付ける特別オーダープログラムや特別限定モデル、オーナー向けイベントの充実など、AMGの付加価値を高める取り組みについても積極的に行なっている。
そんな好調のAMGからまた魅力的なニューモデルが登場した。ミドルクラスSUVである「GLC」および「GLCクーペ」に、AMGが開発した4L V8直噴ツインターボエンジンを搭載した「メルセデスAMG GLC 63シリーズ」が追加され発売となった。
GLCシリーズ最強のパワートレーンで0-100km/h加速は3.8秒

メルセデス・ベンツ日本株式会社 社長 上野金太郎氏(左)、株式会社シュテルン世田谷 社長 坂東徹行氏(右)
心臓部となるパワートレーンはメルセデスAMGが自社開発した「メルセデスAMG GT」と基本設計を共通とする「M177」型で、クローズドデッキ構造のアルミクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせて高剛性かつ軽量なユニットを構成。2基のターボをシリンダーバンクの内側に収めるレイアウトとすることで、低回転域から優れたレスポンスを可能にした。最高出力は、ラインアップで高性能版にあたる「メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+」および「メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+ クーペ」で510馬力。9速オートマのAMGスピードシフトMCTと組み合わせることで、0-100km/h加速は3.8秒という俊足を実現している。スペシャルパーツはパワートレーンだけにとどまらず、フットワークや4WDシステム、コントロールシステムについてもAMGならではのチューニングが施されているのはいうまでもない。
スタイリングについてもAMGモデルならではの迫力あるものとなっているが、なかでも前後のフェンダーが標準モデルよりもワイド化されていることに注目したい。たとえAMGのスタイリングキットを装着したGLCが並んだとしても、たくましいフェンダーを見れば「AMG 63モデル」との違いは明らかだ。インテリアについても、リム下部がフラットなAMGパフォーマンスステアリングホイールやサポート性能を強化した運転席、助手席シートなどスポーティテイストの装備で差別化が行われている。
また、63シリーズ発売を記念した特別仕様車の「エディション1」も同時発売された。こちらは、各部がハイグロスブラック仕上げとなるAMGナイトパッケージを採用し、さらにマットブラックの21インチ鍛造ホイールやブラックのエグゾーストエンドとすることで精悍さをアップさせたモデル。インテリアにも、イエローステッチをアクセントにしたナッパレザーが与えられるなど、スポーティかつ特別な雰囲気を作り出している。ボディカラーはダイヤモンドホワイトとオブシディアンブラックの2色で、クーペと合わせて合計60台の限定販売となる。
メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+(9速AT・AMGスピードシフトMCT)
※欧州参考値
全長×全幅×全高 4682×1931×1625mm
ホイールベース 2873mm
エンジン V型8気筒DOHCツインターボ
総排気量 3982cc
最高出力 510ps/5500-6250rpm
最大トルク 71.4kgm/1750-4500rpm
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前・後 265/40R21・295/35R21
販売価格 1247万円~1542万円(全グレード)
2017 スーパーGT 300クラスでシリーズチャンピオンに輝いた『GOODSMILE RACING & TeamUKYO』のグッドスマイル 初音ミク AMG
GT300クラスでチームおよびドライバーのダブルタイトルを獲得