8年ぶり刷新！プジョー新型「3008」燃費も進化した、先進デザイン際立つ次世代SUV

　ステランティス・ジャパンは7月2日、プジョーの次世代フラッグシップモデルとなる新型「3008」を、全国のプジョー正規ディーラーにて発売した。メーカー希望小売価格は4,890,000円（消費税込）から。

新開発のプラットフォームとハイブリッドシステムを採用

　新型3008は、革新性と実用性を兼ね備えたCセグメントSUV。ステランティス新開発のプラットフォーム「STLA-Medium（ステラ ミディアム）」を使用した初めてのモデルで、HEV（ハイブリッド車）とBEV（電気自動車）の2タイプのパワートレインをラインナップする。

　ステランティスが新たに開発したSTLA-Mediumは、CおよびDセグメント向けに設計された電動車用プラットフォームで、ホイールベース、全長、地上高、サスペンション形式などにおいて、多様な構成に対応でき、車両の設計自由度を最大化。電気自動車に最適化された設計でありながら、ハイブリッドを始め、将来の開発を視野に入れたマルチなエネルギーにも対応可能な柔軟性を兼ね備えているという。

　パワートレインは、新開発の1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと電動モーター内蔵6速デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。

　モーターのアシストにより発進・加速がより滑らかになり、市街地では最大50％の時間でエンジン停止状態を維持。低速時の100％電動走行も実現している。走行状況によって、約30km/hまで電気による走行が可能で、燃費はWLTCモードで19.4km/Lを達成する。

クーペの美しさとSUVの力強さを融合したエクステリア

　エクステリアは、空力性能に優れたクーペフォルムとSUVの力強さを融合した、流麗なデザインが特徴。プジョーでは初めて、サイドウィンドウモールが表に見えないように設計されたデザインを採用し、フロントからリアに伸びるシームレスなサイドラインを演出する。

　フロントデザインの中央部には、ブランドエンブレムを配した大型フレームレスグリルを採用。ボディと同色の精緻なデザインのグリッドが、ダイナミックな印象を高めている。さらに、ライオンの爪痕モチーフにしたLEDデイタイムランニングライト、リアには立体造形の3本のLEDランプを採用し、モダンかつスタイリッシュに、ブランドの世界観を表現した。

　ヘッドライトには、走行状況に応じて自動で照射をコントロールする、先進の薄型マトリックスLEDヘッドライトを搭載。足元には19インチの大径アロイホイールを装備する。

未来感あるデザインと機能性を両立したコックピット

　インテリアは、ダッシュボードからドアトリムへと伸びる水平基調の造形が、キャビン全体をワイドに見せる視覚的効果を生み出し、開放感のある空間に仕立てている。ダッシュボードからセンターコンソールへ斜めに切れ込む大胆なラインは、収納力と機能性を維持しつつ、モダンなインテリアを際立たせる。

　さらに、新開発の「PEUGEOT Panoramic i-Cockpit（プジョー パノラミック アイコックピット）」を採用。21インチのパノラミックスクリーンがi-Cockpitと融合し、未来的なフローティングデザインを実現している。

　ダッシュボード中央にはカスタマイズ可能な「i-Toggles（アイトグル）」を配置し、頻繁に使用する機能にすばやくアクセスすることが可能。計10個のショートカットキーをカスタマイズすることができ、運転中のエアコン調整やナビゲーション操作などを直感的に行える。

主要諸元＆メーカー希望小売価格

全長×全幅×全高：4,565×1,895×1,665mm
ホイールベース：2,730mm
車両重量：1,620kg
エンジン：1.2 L ガソリンターボエンジン
モーター：16 kW
駆動用バッテリー：48V 897.9 Wh
システム合計最高出力：107kW / 145ps
トランスミッション：6速デュアルクラッチオートマチック
燃費：19.4 km/L（WLTC モード）

プジョー 公式HP：
https://www.peugeot.co.jp/

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2025.06.04