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更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.07.10
三菱 アウトランダーPHEV 新車紹介
三菱 アウトランダーPHEV 新車紹介
紹介
【マイナーチェンジ】
発表/2015年6月18日
三菱自動車工業
0120-324-860
文●森野恭行 写真●編集部
■ルックスを刷新したのは並々ならぬ決意の表れ
アッと驚く大変身を遂げたマスクを見て、「フルチェンジ?」と思うひとも多いだろうが、今回の改良はいわゆるビッグマイナー。2013年東京モーターショーで話題を集めた「コンセプトXR‐PHEV」を思わせる精悍かつ未来的なマスクを導入して、イメージ刷新を図った。バンパーとスキッドプレートにより構成する特徴的フェイスは、三菱が「ダイナミック・シールド」と呼ぶもので、今後の三菱車のデザインアイデンティティとなるという。新作のLEDランプも目を引く要素だ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
三菱の気合いを感じるのは、走りの質感向上を目指して中身にも手を入れたところ。具体的には、サスの取り付け部や入力を受ける箇所を中心にボディ補強を行い、リヤサスにはシリンダーを大径化した新しいダンパーを採用している。ねらいはズバリ、ハンドリングの正確性や乗り心地の向上だ。また、吸音材や遮音材、制振材やダイナミックダンパーの追加など30カ所以上の改良を施すことで、静粛性全般もレベルアップさせている。
内外装の質感アップとの相乗効果で、クルマの車格をひとつ上のレベルに引き上げるのが目的だ。輸入車からの乗り替え例も少なくないというだけに、これは「マスト」な命題だったと言える。
制御系の改良やエンジンのフリクション低減によりJC08モード燃費値(ハイブリッド)を1.6km/Lアップの20.2km/Lとしたのも大きな見どころ。ちなみにガソリン車は、新世代CVTの導入などにより0.8km/Lアップの16.0km/L(2WD車)のJC08モード燃費値を実現した。走りの進化、快適性の向上だけでなく、エコ性能の進歩にも期待していいだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
「漆箱」をモチーフとした新形状の大型センターコンソールや、新造形のステアリングホイールを採用するなどして、コックピットのイメージを刷新。各部の質感向上を図った。
シート表皮デザインや素材を変更して高級感をアップ。新たにブラウン本革内装を設定したのも話題のひとつ。広く、快適な後席は、相変わらずアウトランダーの大きなアピール点だ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
制御系の改良により燃費や電費を改善。同時に、加速性を高めて走りの気持ちよさも向上させたという。
ガソリンエンジン搭載車は3列7人乗りだが、PHEVは従来通り5人乗りの設定。だが、ラゲッジ空間は広く、使い勝手も優秀だ。
コンビランプやバンパーの造形を変更し、リヤスタイルもよりモダンで、高級感のあるものとした。フロントのバンパーエクステンションやサイドガーニッシュはPHEV専用の仕様となる。
三菱 アウトランダーPHEV G ナビパッケージ(CVT)
全長×全幅×全高 | 4695×1800×1710mm |
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ホイールベース | 2670mm |
トレッド前/後 | 1540/1540mm |
車両重量 | 1850kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1998cc |
エンジン最高出力 | 118ps/4500rpm |
エンジン最大トルク | 19.0kg m/4500rpm |
モーター最高出力前/後 | 82ps/82ps |
モーター最大トルク前/後 | 14.0kg m/19.9kg m |
JC08モード燃費 | 20.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/55R18 |
価格
三菱 アウトランダー | 359万6400円~459万円(全グレード) |
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