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更新日:2025.04.24 / 掲載日:2025.04.24
ポルシェ「911スピリット70」 70’sオマージュがアツい限定カブリオレ

ポルシェジャパンは4月23日、1970年代から1980年代初頭のエッセンスを体現した全世界で1500台限定のカブリオレ「911スピリット70」の予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて開始した。希望小売価格は33,410,000円(消費税込)。
ポルシェの“ヘリテージデザイン戦略”第3弾

911スピリット70は、現行の911カレラGTSカブリオレをベースに、過去のアイコニックな車両デザイン要素を現代に蘇らせた3番目の911モデル。専用のオリーブネオカラーと歴史にインスパイアされたデコレーティブグラフィック、インテリアの伝説的なパシャ柄など、ポルシェのヘリテージデザイン戦略の一環として開発された。
シリーズの最初のモデルは、1950年代から1960年代初頭のスタイルを踏襲した「911タルガ4Sヘリテージデザインエディション」で、2020年に発表。2022年には、1960年代から1970年代初頭のスタイルを復活させた「911スポーツクラシック」が1250台限定で発表された。
特別開発のボディカラー“オリーブネオ”が鮮烈

今回発表された911スピリット70は、ポルシェの強化された企業戦略へのオマージュとなる。搭載される新開発の3.6リッター水平対向エンジンは、高電圧システムとT-ハイブリッドシステム、新型PDKの電気モーターとの組み合わせにより、システム出力398kW(541hp)、システムトルク610Nmを発揮する。
ボディカラーは、モダンな色合いの深みのあるグリーン「オリーブネオ」というカラーを特別に開発。リア下部、フロントセクション、「フックス」デザインのスポーツクラシックホイールはグレーゴールドカラーで塗装されている。ソフトトップとフロントウインドウフレームにはブラックを採用し、911スピリット70の独特の視覚的存在感を強調する。

ボンネットには、1970年代に多く見られたグロスブラックシルクの3本のデコレーティブストライプが横切る。サイドは、“Porsche”の文字とグロスブラックシルク仕上げの円形のスタートナンバー「ロリポップ」をあしらったデコレーティブグラフィックが施された。
伝統と革新のコントラストを示す象徴として、ボンネット中央には1963年の歴史的なクレストとほぼ同じポルシェクレストがあしらわれ、フロントフェンダーにはゴールドカラーの“Porsche Exclusive Manufaktur”バッジが、トランクリッドのグリルには、ポルシェヘリテージバッジが装着されている。
チェッカーフラッグを連想する独創的なインテリア


インテリアは、はためくチェッカーフラッグを連想させるファブリックのブラック/オリーブネオのパシャ模様を採用。18wayスポーツシートプラスとドアのセンターパネル、グローブボックスの内側にもパシャ模様が施され、シートバックレストのデコレーティブインレイとダッシュボードトリムも、オプションでパシャを選択できる。
標準装備には、パシャ模様のリバーシブルトランクマットのほか、オリーブネオのデコレーティブステッチが施されたバサルトブラックのクラブレザートリムとバサルトブラックのクラブレザーインテリアパッケージが装備される。

高解像度の12.65インチディスプレイを採用したメーターパネルには、アナログ形式のホワイトポインターとスケールラインが表示される。グリーンの数字は「ポルシェ356」を彷彿とさせ、モデルロゴはフルデジタルのレブカウンターに組み込まれている。専用バージョンのスポーツクロノストップウォッチは、ホワイトの針とグリーンのインデックスを備える。
さらにポルシェは、911スピリット70の登場に合わせて、2025年春からApple Vision Pro用の新しいアプリの提供を予定。ポルシェ911スピリット70を段階的にカスタマイズし、その年代の象徴的なデザインについて貴重な洞察を得ることができるという。

主要諸元&メーカー希望小売価格
全長×全幅×全高:4,555×1,870×1,305mm
ホイールベース:2,450mm
車種 | トランスミッション | ハンドル | 希望小売価格(消費税込) |
911スピリット70 | 8速PDK | 右/左 | 33,410,000円 |
ポルシェ 公式HP:
https://www.porsche.com/japan/jp/
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