トヨタ「スープラ」 ついに現行モデルの集大成「A90 ファイナルエディション」発売

　トヨタは3月21日、スープラ RZグレードを一部改良し、全国のトヨタ車両販売店にて発売した。加えて、全国のGR Garage店頭にて特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition（ファイナルエディション）”の抽選受付を開始した。同モデルは国内150台限定発売で、メーカー希望小売価格は15,000,000円（消費税込）。受付期間は3月21日から4月13日とし、当選発表は5月9日を予定。

現行スープラの集大成がついに発売

　現行スープラは2019年、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長の強い想いで、17年ぶりの復活を果たしたスポーツクーペ。発売後も2020年、2022年に一部改良を施すなど走りを追求。そして今回、「さらなる一体感のある走り」を追求したスープラ RZグレードの一部改良モデルとともに、現行スープラの集大成として究極・最高の性能・仕様を備えると自負する特別仕様車のスープラ“A90 Final Edition”が発売される。

「さらなる一体感のある走り」へ、磨きをかける

　一部改良は、「安心・安全性能向上」「一体感のある走りの向上」「よりスポーティーな意匠」の３点に焦点を当てて実施。安全性能においては、フロントブレーキを大径化し、ブレンボ製18インチブレーキを採用した。

　走りにおいては、リヤ床下ブレースの構造強化、前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用するなどボディ・シャシー剛性を図ったほか、フロントスタビライザーを強化するなどサスペンションをセッティング。さらに、空力性能、アクティブディファレンシャル、EPS制御といった点にも改良が施された。

　内装は、よりスポーティさを求め、ドライバーシートにGRロゴ刺繡を施したアルカンターラ＋本革シート表皮を採用。シフトノブのリングやステッチ、シートベルトを赤色に設定した。外装では、ホイールカラーにマットブラックを採用している。

約６年の知見を注ぎ込んだA90 ファイナルエディション

　現行スープラの集大成を謳うA90 ファイナルエディションは、「安心・安全性能向上」「一体感のある走りの向上」「よりスポーティーな意匠」に加え、「野性味ある走りの追求」をテーマに据えて改良に着手。

　フロントブレーキは通常の6MTモデルよりさらに大径のブレンボ製19インチブレーキを採用。さらに、フロントに高μブレーキパッドを、フロント・リヤともにフローティング構造のドリルドディスクを採用するなど、ブレーキ性能がより高められた。

　野性味ある走りの実現に向けては、エンジンの強化に着手。出力は285kW（387PS）から324kW（441PS）に、トルクは500N･m（51.0kgf/m）から571N･m（58.2kgf/m）に向上した。この強化と合わせて、アクラポヴィッチ製チタンマフラーを採用するなど吸排気系を改善、冷却性能も強化されている。

4月開催のSUPER GT Round1にて最新スープラを展示

　2025年4月12、13日に岡山国際サーキットで開催される「2025 AUTOBACS SUPER GT Round1」では、スープラ RZグレードの一部改良モデルおよび特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”を展示予定。ファンは要チェックだ。

主要諸元

メーカー希望小売価格

トヨタ 公式HP：
https://toyota.jp/

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2024.11.30