アストンマーティン 新型「ヴァンテージ ロードスター」665PSのパワフルなオープンモデル

　アストンマーティンは現地時間の1月15日、2シータースポーツカー「ヴァンテージ」のコンバーチブルモデル、新型「ヴァンテージ ロードスター」を発表した。納車開始は2025年第2四半期を予定している。

　新型「ヴァンテージ ロードスター」は、最大出力665PSと最大トルク800Nmを発揮するアストンマーティンの4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載する、オープンエア走行が可能な後輪駆動のスポーツカー。

　従来モデルと比較してターボチャージャーを大型化、カムシャフトプロファイルを見直し、圧縮比を最適化することにより、出力が155PS、トルクが115Nm向上した。

　8速パドルシフト・トランスミッションから電子制御式リミテッド・スリップ・デフを介して後輪のみを駆動。0-97 km/h（60mph）までの加速が3.5秒、最高速度323km/h（202mph）という高いパフォーマンスを発揮する。

　また、ヴァンテージに施された技術革新は、ヴァンテージ ロードスターにも引き継がれ、業界トップのアクティブ・ビークル・ダイナミクス、エレクトロニック・リア・ディファレンシャル（E-diff）、専用チューニングを施したビルシュタインDTXアダプティブ・ダンパーを備える。

　ルーフは、従来の「Kフォールド」ルーフよりも高速かつ軽量な「Zフォールド」構成で、トノカバーの必要性を排除し、さらなる軽量化と低重心化を実現。ルーフの開閉にかかる時間は6.8秒で、時速50km/h（31mph）以内であれば開閉操作が可能だという。

　デザインについては、大きく傾斜したフロントガラスと高いウエストラインが組み合わさり、洗練されたスポーツカーのプロポーションを実現。トランクリッドのデッキは、特徴的なリアスポイラーの印象的な跳ね上げ部分に向かって緩やかに傾斜。ヴァンテージで導入されたワイドなスタンスも維持され、アストンマーティンを象徴するグリルの開口部も拡大、エンジンの空気流量が約30パーセント増加した。

　このほか、アストンマーティンが自社開発した次世代インフォテインメントシステムや、先進的なハードウェアを駆使して開発されたアストンマーティン390w 11スピーカー・オーディオ・システムが標準装備となる。

　ボディカラーは、3色の新しいカラーバリエーション「イリデッセントサファイア」「サテンイリデッセントサファイア」「ブロンズフレア」が追加され、ルーフは「ブラック」「レッド」「ブルー」「ブラック＆シルバー」から選択できる。

　スポーツカーとしての個性を際立たせる、21種類の補色から選択した色での塗装仕上げも可能なほか、4種類の21インチホイールが用意され、7色のブレーキ・キャリパーを組み合わせることもできるという。

アストンマーティン 公式HP：
https://www.astonmartin.com/ja/

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2024.02.13