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更新日:2018.11.29 / 掲載日:2010.01.15
スズキ アルト 新車紹介
スズキ アルト 新車紹介
紹介
フルモデルチェンジ
発表・発売/2009年12月16日
スズキ
0120-402-253
文●諸星陽一 写真●高木博史
■ワゴンRとプラットフォームを共有しボディサイズをひとまわり拡大
初代のアルトは昭和54年に、フロンテの商用バンモデルとしてデビューした。当時は乗用モデルの税率が高く、商用車の規格に合わせつつ、乗用車として使えるクルマとして作られた。シリーズの途中で、次第に商用モデルから乗用モデル中心のラインアップに移行している。新型は数えて7代目に当たる。
■ドライビング/ユーティリティ
新型アルトは先に発売されているワゴンRとプラットフォームを共有する。初代のワゴンRはアルトのパーツを多く流用して作られたが、現在はワゴンRがスズキの軽乗用車のベースとなる状況となっている。
ワゴンRと同じシャシーになったことで、ホイールベースは先代より40mmも長くなり、2400mmとなった。全長と全幅は従来どおり軽自動車枠ギリギリのサイズだが、全高については35mm高め、1535mmとしている。またホイールベースの延長により、前後乗員間隔は15mm広くなり、全高アップによりフロントシートのヒップポイントを10mm高く設定することが可能となった。
搭載エンジンは自然吸気の3気筒1種のみ。基本の駆動方式はFFで、4WDも用意される。グレード展開は上からX、G、F、Eの4タイプ。ミッションの組み合わせは駆動方式には関係なく、グレードとの対応でXはCVTのみ、GはCVTと4AT、FとEは5MTと4ATを搭載する。
なお、全車が平成17年排出ガス基準75%低減と、22年度燃費基準プラスを実現しており、エコカー減税の対象となる。減税率はCVT車とFF・5MT車は75%、そのほかは50%だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
前席ドア開口部もサイドシルが下げられ、乗降性を向上。運転席シートリフターは、Xのみに装備される。
シンプルなデザインのインパネ。グローブボックスの上には、オープンスペースのインパネトレーが設けられ、使い勝手がアップされている。
リヤドア上部の開口部が広げられ、チャイルドシートの装着性を向上。リヤシートのヘッドレストはXのみに装備される。
■インテリア/エクステリア写真[2]
G以下のグレードは一体可倒式のリヤシート、Xは分割可倒式となる。スペアタイヤはラゲッジスペースの下に装備。
低速トルクをアップしたエンジン。CVTはパレットと同じ副変速機付きで、ワイドレンジの変速比を実現している。
ボディに大きく食い込み、サイドからの視認性も高いヘッドライトを採用。ボディには高張力鋼板が多用され、軽量化が進められている。
アルト G(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1535mm |
---|---|
ホイールベース | 2400mm |
トレッド前/後 | 1295mm/1290mm |
車両重量 | 760kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 54ps/6500rpm |
最大トルク | 6.4kg m/3500rpm |
10・15モード燃費 | 24.5km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トレーリング・リンク |
ブレーキ前/後 | ディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 145/80R13 |
バリエーション&価格
E(4AT) | 73万2900円(88万7250円) |
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F(4AT) | 80万8500円(96万2850円) |
G(4AT) | 89万2500円(102万600円) |
G(CVT) | 95万250円(107万8350円) |
X(CVT) | 102万9000円(115万7100円) |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
()内は4WDの価格。EとFには同価格で5MTの設定もあり。