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更新日:2024.12.27 / 掲載日:2024.12.27
2025最新版《プリウス》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
TOYOTA プリウス【セダン】


スタイリッシュさにも磨きをかけた
新世代のハイブリッドへ
2009年に発売された3代目プリウスは販売が好調で、最盛期には1か月平均で約2万6300台を登録した。しかしその後、トヨタのすべての売れ筋車種にハイブリッドが用意されたことで、先代末期にはプリウスの人気は相当落ち着いてしまった。
そこで現行型は、先代までが重視した低燃費ではなく、ハイブリッドの付加価値に重点を置く戦略にシフトした。
新たに2ℓエンジン車を設定することで、システム最高出力を1.8ℓの140PSに対して2ℓでは196PSまで引き上げた。この効果は絶大で、反応の素早いモーター駆動を生かしたハイブリッドならではの優れた加速性能を楽しめるモデルに進化を遂げた。全高も40㎜下がり、前後のピラー(柱)も寝かされ、外観でも走りの良さを表現。重心も低く走行安定性も向上した。
2ℓを搭載するGの価格は、1.8ℓのXよりも45万円高いが、Xではオプションになるディスプレイオーディオやアルミホイールなど41万円相当の装備が加わる。
つまり2ℓのGは、残りの4万円で、動力性能の高いハイブリッドシステムが搭載されるわけだ。カッコイイ外観と優れた走りを割安に得られることが、現行プリウス最大のセールスポイント。現在、人気が再燃中なのだ。


プリウス《買いのポイント》

9月に設定されたPHEVのGグレードは買い得なオススメグレード
2024年9月に、買い得なハイブリッドGをベースにしたPHEVGが加わった。価格はハイブリッドGよりも70万円高いが、国から55万円の補助金が交付されるので、実質価格差は15万円に縮まる。システム最高出力は223PSと強力。新たな買い得グレードの登場となった。