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更新日:2024.12.16 / 掲載日:2024.12.16
2025最新版《CX-80》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
MAZDA CX-80【SUV】


複数のパワートレーンから選べる
中でもディーゼル車の走りは秀逸だ
CX-60に続くラージプラットフォーム第二弾として誕生。ショートフロントオーバーハングのロングノーズに、3列シートを実現した5m近い全長とロングホイールベース。スペックを見ても分かるように国内SUV市場での最上級クラスに位置する。クルマ好きの感性に訴えるデザインやドライバー志向の運転感覚がセールスポイントなのは他のマツダ車と同じだが、新ハードウェアの導入でバージョンアップしている。
注目はパワートレーンだ。3.3ℓの直6ディーゼルとそのマイルドHEV仕様、2.5ℓガソリンのパラレル式HEVをベースにしたPHEVを展開。電動化時代に向かって一気に加速したような感さえ覚えるほどだ。
最も注目すべきは直6ディーゼルだ。高回転域までスムーズなエンジンフィールと伸びやかな加速、力感溢れる巡航性能。レスポンスの良さもあって操り心地も良好。オンロード志向でまとめられたフットワークと相まって信頼性に優れたファントゥドライブも楽しめる。ディーゼルを基幹パワートレーンとして展開するマツダの最上位機に相応しい。走り自慢のプレミアムSUVとしては燃費も良好。悠々としたツーリングとファントゥドライブを求めるならかなり魅力的だ。


CX-80《買いのポイント》

今や希少なFRならではの走りとスタイルが◎
FRプラットフォームがもたらした走りとスタイルが売り物。その要素の中のひとつとなるディーゼルが一番の見所。縦置レイアウトだからこその直6でもあり、その洗練された性能やドライブフィールはディーゼルSUV相対でなくても高く評価できる。