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更新日:2024.11.26 / 掲載日:2024.11.26
フォルクスワーゲン 新型「パサート」はワゴン専用モデルに。多彩なエンジン揃え、新たな存在感

フォルクスワーゲン ジャパンは11月25日、2024年9月から予約注文を受け付けていた9世代目となる新型「Passat(パサート)」の販売を、同日より全国のフォルクスワーゲン正規販売店にて開始した。メーカー希望小売価格は5,248,000円(消費税込)から。

「パサート」は1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るロングセラーモデル。フォルクスワーゲンの伝説的なベストセラー「Beetle(ビートル)」を超える3,400万台以上が販売されている。
今回の発表で9世代目となる新型「パサート」は、主要マーケットである欧州市場のトレンドにより、ワゴンボディ専用モデルへ。アーキテクチャには、従来のモデルの進化版MQB evoアーキテクチャを採用し、より多くの最先端技術の搭載が可能となった。

さらに、アダプティブシャシーコントロール“DCC”は“DCC Pro”へと大幅な進化を遂げ、従来の機構では不可能だった複雑な制御を実現。これにより、本来相反するダイナミックな走りと快適な乗り心地をこれまでにない高いレベルで両立したと自負。スポーツモードでは軽快なハンドリングを、コンフォートモードでは快適なフラットライドを実現した。
また、DCC Proは、「Vehicle Dynamics Manager」と組み合わせることで、走行状況に応じて4輪独立で可変制御が可能となり、さらに高次元となったステアリングレスポンスを体感することができる。

パワートレインは1.5L eTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、2.0L TDIクリーンディーゼルにフルタイム4WDシステム4MOTIONの組み合わせに加え、大幅にEV航続距離を伸長させたプラグインハイブリッドのeHybridをラインナップ。
48Vマイルドハイブリッドとなった1.5L 直列4気筒ガソリンターボエンジンは、燃焼プロセスに高効率なミラーサイクルの採用や、さらに高度な技術であるガソリン用可変ジオメトリターボを組み合わせるなど、省燃費とトルクレスポンスを両立。気筒休止とコースティング時のアイドルストップ時間を拡大したアクティブシリンダーマネジメント(ACT)も備わっている。
2.0L 直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、2連式SCR噴射を採用したツインドージング型で、高いNOx除去能力と優れたレスポンスを実現。日本仕様では、このTDIエンジンをフルタイム4WDシステム4MOTIONと組み合わせて展開される。
eHybridは1.5L eTSIをベースとしながらPHEV向けの細かなチューニングが施され、システム総合出力150kW/350Nmを発揮。総容量25.7kWhのリチウムイオンバッテリーにより、142kmのEV航続距離(WLTCモード)を実現している。

ボディサイズは従来モデルより拡張し、4.9m級のボディサイズが与えられ、様々な用途・ライフスタイルに対応する包容力を獲得。特に、ホイールベースを50mm延長したことにより、リヤシートの居住性を向上させた。最大1,920Lの荷室容量は、日本のステーションワゴンとして最大級の容量となっている。
グレードは、Travel AssistやLane Assistなど最新の運転支援システムをすべて標準装備とした「Elegance Basic(1.5eTSIのみ)」をエントリーグレードに設定。そのほか、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム”Discover Pro Max”やヘッドアップディスプレイを標準装備した「Elegance」、専用エクステリアを身に纏い、専用シートや19インチアルミホイールを装着した「R-Line」の3グレード、計7グレードが展開される。
主要諸元&メーカー希望小売価格


グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
eTSI Elegance Basic | 5,248,000円 |
eTSI Elegance | 5,530,000円 |
eTSI R-Line | 5,764,000円 |
TDI 4MOTION Elegance | 6,224,000円 |
TDI 4MOTION R-Line | 6,458,000円 |
eHybrid Elegance | 6,559,000円 |
eHybrid R-Line | 6,794,000円 |
フォルクスワーゲン 公式HP:
https://www.volkswagen.co.jp/ja.html
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