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更新日:2018.11.28 / 掲載日:2015.01.23
スズキ アルト 新車紹介
スズキ アルト 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表/平成26年12月22日
スズキ(株)お客様相談室
0120-402-253
文●森野恭行 写真●編集部
■原点回帰のレトロモダンデザインと37.0km/Lの好燃費で勝負をかける
ベーシック軽の概念を刷新する!そんな高い志を掲げて開発されたのが、8代目にあたる新型アルトだ。まず目を奪われるのは、初代を彷彿とさせるムードを漂わせる個性的なスタイルだが、今度のモデルはプラットフォームからの一新。パッケージやメカの面でも見どころが満載だ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
新世代プラットフォームのカギは、ボディ剛性や衝突安全性といった必要な性能を高めつつ、軽量化やコスト低減を同時に達成したこと。サスや心臓の軽量化も進め、先代アルトエコ比で60kgものダイエット(2WD・CVT車)に成功した。
そしてパッケージ。ポイントは2400mmから2460mmに延長されたホイールベースで、後席ニールームを85mm拡大するなど、キャビンの広さと快適度を大きく向上させた。質感向上を含めて、インテリアの進化は目を見張るほどと言える。
次に注目するのは燃費。先代アルトエコはJC08モードで33.0km/Lだったが、新型は37.0km/L(2WD・CVT車)へと記録を伸ばした。ワゴンRで話題の進化型の「S」ではなく、よりシンプル&低コストな従来型エネチャージで達成したのだから、これは大きな意味を持つ。
加えて、0→100km/h加速タイムを約1.6秒、40-80km/h追い越し加速を約0.9秒短縮するなど、動力性能も改善したという。軽量設計がさまざまな面で活きていることがわかるはずだ。また、キャリイで好評のAGS(シングルクラッチ式の自動変速MT)を設定したのも見逃せない。
エコ性能と並ぶユーザーの大きな関心事は安全だが、当然、新型は大幅な進化をカタチにしている。その象徴は、全車に設定されたレーダーブレーキサポート。上級のXは標準での装備とした。
■インテリア/エクステリア写真[1]
シンプル&モダンの方向でまとめたコクピットは、横基調デザインの採用により広さ感を演出。全体に向上したクオリティも、アルトの進化を感じさせるポイントと言っていい。
ヘッドレストは前席が一体型、後席が分離型。ホイールベースの延長を活用し、前後乗員間距離を85mm拡大した。さらに、乗降性やドラポジの設定自由度にも改良を加えた。
■インテリア/エクステリア写真[2]
キャビンスペースの拡大は、荷室の使い勝手向上にも活かされている。テールゲート開口も大きいため、積載性は高いレベルにある。
改良型R06A型の搭載と車重軽減が、ガソリン車トップのJC08モード37.0km/Lを達成できたカギ。
愛らしいラウンドシェイプから、加飾を廃した骨太なスタイルへ。アルトは大胆なイメチェンを行った。眼鏡をモチーフにしたというヘッドライト周りの処理も印象的で、とにかく個性が強い。
スズキ アルト X(CVT)
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1500mm |
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ホイールベース | 2460mm |
トレッド前/後 | 1295/1300mm |
車両重量 | 650kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 52ps/6500rpm |
最大トルク | 6.4kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 37.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前後 | ディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 165/55R15 |
価格
アルト | 84万7800円~122万9040円(全グレード) |
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